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2月の欧米クラシック・シリーズ​​は、ウエスタンファン待望の西部劇特集です。

ジョン・スタージェス初期の西部劇傑作『ブラボー砦の脱出』や、ウエスタンキング、ジョン・ウェイン主演『ホンド-』、『丘の静かなる男』など、日本劇場未公開作も含めた12作品を一挙上映。

ディスク・ロード社の「復刻シネマライブラリー」販促上映会の4作品も含め、計16本の西部劇黄金期作品をお楽しみいただきます。

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!

​★お詫び・・・当初上映予定だった『フレンシー』は都合につき上映中止となり、代わりに『幌馬車隊』の上映となりました。お詫び申し上げるとともに、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

上映期間 2月18日(月)~3月1日(金)

上映作品(全作品アメリカ映画・DVD上映)

『ブラボー砦の脱出』Escape from Fort Bravo(1953/カラー/98分)

監督:ジョン・スタージェス

製作:ニコラス・ネイファック

原作:フィリップ・ロック マイケル・ペイト

脚本:フランク・フェントン

撮影:ロバート・サーティース

音楽:ジェフ・アレクサンダー

出演:ウィリアム・ホールデン エリノア・パーカー ジョン・フォーサイス ウィリアム・デマレスト ウィリアム・キャンベル ポリー・バーゲン リチャード・アンダーソン ジョン・ラプトン

★南軍の捕虜が収容されているブラボー砦に、婚約者を救い出そうと女がひそかに乗り込んできた。彼女を愛するようになったホールデンだが、砦はインディアンの襲撃で全滅寸前であった。息詰まるインディアンとの攻防戦と共に、光と影の効果を活かして見せてくれる色彩の美しさも、この作品の成功に大いに貢献している。

 上映日:2月20日(水)17時~、25日(月)17時~

『ホンドー』Hondo(1953/カラー/84分)

監督:ジョン・V・ファロー 

製作:ロバート・フェローズ

原作:ルイス・ラムーア

脚本:ジェームズ・エドワード・グラント

撮影:ロバート・バークス アーチー・スタウト

音楽:エミール・ニューマン ヒューゴ・フリードホーファー

出演:ジョン・ウェイン ジェラルディン・ペイジ ウォード・ボンド マイケル・ペイトジェームズ・アーネス ロドルフォ・アコスタ レオ・ゴードン リー・エーカー チャールズ・ブチンスキー

★小さな息子と共に夫の留守を守る女と、彼女に一夜の宿を借りた騎兵隊の偵察兵ホンドーの淡い恋を背景に、母子を守るためのインディアンとの壮絶な戦いも織り込んでいる西部劇で、ウェインとファローの製作。ページがオスカーの助演女優賞にノミネートされた。

 上映日:2月21日(木)15時30分~、27日(水)15時30分~

『地獄への逆襲』The Return of Frank James(1940/カラー/92分)

監督:フリッツ・ラング

製作:ダリル・F・ザナック

脚本:サム・ヘルマン

撮影:ジョージ・バーンズ ウィリアム・V・スコール

音楽:デヴィッド・バトルフ

出演:ヘンリー・フォンダ ジョン・キャラダイン ジーン・ティアニー ジャッキー・クーパー ヘンリー・ハル J・エドワード・ブロムバーグ

★列車と銀行強盗を繰り返していたジェシー・ジェイムズの一生を描いた39年の「地獄への道」の続編。ジェシーが殺された後、兄のフランクは堅気に戻り、農夫として働いていた。しかし、犯人のフォード兄弟が絞首刑を免れて保釈されたことを知る。そのため、再び銃を手に立ち上がり、復讐を誓うという、西部劇らしい見せ場もたっぷり詰まった勧善懲悪の物語。

 上映日:2月22日(金)17時~、28日(木)17時~

『決斗!一対三』The Lawless Breed (1952/カラー/83分)

監督:ラオール・ウォルシュ

製作・原作:ウィリアム・アランド

脚本:バーナード・ゴードン

撮影:アーヴィング・グラスバーグ

音楽:ジョセフ・ガーシェンソン

出演:ロック・ハドソン ジュリア・アダムス ヒュー・オブライアン マイケル・アンサラ デニス・ウィーヴァー メアリー・キャッスル フランシス・フォード

★テキサスに実在した賭博師であり、無法者としても名高いウェス・ハーディンの自叙伝の映画化。父と仲違いして家を出た男が、名うての賭博師を射殺したことで3人の兄弟に追われ、身に覚えのない罪まで着せられる。その後、彼をかくまった酒場の女と幸せな生活を送っていたのだが・・・・。ガンマンの波乱万丈の生活が、ウォルシュらしいタッチで見事に描かれている。

 上映日:2月22日(金)15時30分~、28日(木)15時30分~

『丘の静かなる男』The Shepherd of The Hills(1941/カラー/98分)

監督:ヘンリー・ハサウェイ

製作:ジャック・モス

原作:ハロルド・ベル・ライト

脚本:スチュアート・アンソニー グローヴァー・ジョーンズ

撮影:W・ハワード・グリーン チャールズ・B・ラング・Jr

音楽:ジェラード・カーボナラ

出演:ジョン・ウェイン ベティ・フィールド ハリー・ケリー ボーラ・ボンディ ジェームズ・バートン サミュエル・S・ハインズ マージョリー・メイン ウォード・ボンド

★ハロルド・ベル・ライトのベストセラー原作を『丘の一本松』のハサウェイが監督した原作初のトーキー作品(1919年と1928年にサイレントで映画化)だが、原作のプロットは大幅に変えている。ある日、ミズーリ州の辺境の地オザーク高原に穏やかな物腰の見知らぬ男ダニエル・ホーウイット(ハリー・ケリー)がやってくる。彼は父親が酒の密造をしている娘サミーに近づき、自分が定住できる土地はないかと訪ねる。すると彼女はまともに住める土地は”嘆きの牧場”として知られる呪われた場所しかないという。ホーウイットは地主のオールド・マットに買いたいと申し出るが断られ、すぐこの土地を立ち去れと警告を受ける。一方、ヤング・マット(ジョン・ウエイン)は、幼い頃に母親を見捨てて土地を投げ出しでて行った父親に激しい憎悪を抱いていて、いつか復讐しようと誓っていた。物静かなホーウイットが自分の父親とも知らずに。全編に流れる静けさと暴力の描写がパワフルで不思議な余韻を残す。数々のジョン・フォード西部劇でおなじみハリー・ケリーの重厚な演技がひときわ輝く。『駅馬車』(’39)で一躍人気スターになったウエインがヤング・マットを好演。テクニカラーの画面が素晴らしい効果を発揮している。

 上映日:2月21日(木)17時~、27日(水)17時~

『復讐の二連銃』Ramrod(1947/B&W/95分)

監督:アンドレ・ド・トス

製作:ハリー・シャーマン

原作:ルーク・ショート

脚本:ジャック・モフィット グレアム・ベイカー セシル・クレイマー

撮影:ラッセル・ハーラン

音楽:アドルフ・ドイッチ

出演:ヴェロニカ・レイク ジョエル・マクリー アーリーン・ウェラン ドン・デフォープレストン・フォスター チャールズ・ラグルス ドナルド・クリスプ ロイド・ブリッジス

★1870年代のユタ州シグナル。牧畜で名高いこの町はアイヴィに支配されていた。アイヴィは協力者のディクソンの娘コニーと結婚するはずだったが、コニーは父の意思に背き若き牧場主ジブリと婚約してしまう。これを知ったアイヴィと父はジブリを脅迫して町を追い出してしまう。ジブリは書き置きの手紙に、自分の牧場をコニーに譲ると書いていた。ジブリへの仕打ちに激怒したコニーは、ジブリの配下だったナッシュ(マクリー)を雇い、牧場を続けていこうとするが、ナッシュが町に出かけた隙に牧場はアイヴィ一味によって焼き討ちにされてしまう。二転三転するストーリー展開がノワール西部劇の雰囲気を醸し出している異色の西部劇。『拳銃貸します』(’42)などのフイルム・ノワールのファム・ファタル役で人気を博した、プラチナ・ブロンドのヴェロニカ・レイクが、『サリヴァンの旅』(’41)に続いてジョエル・マクリーと共演し、強欲な女コニーを熱演。

 上映日:2月18日(月)17時~、3月1日(金)17時~

『渓谷の銃声』Roughshod(1949/B&W/88分)

監督:マーク・ロブソン

製作:リチャード・H・バーガー

脚本:ジェフリー・ホームズ ヒューゴ・バトラー

撮影:ジョゼフ・H・バイロック

音楽:リー・ハーライン ロイ・ウェッブ

出演:ロバート・スターリング グロリア・グレアム クロード・ジャーマン・Jr ジェフ・ドネル ジョン・アイアランド マーナ・デル マーサ・ハイヤー ジェフ・コーリイ

★カリフォルニアで牧場を経営するクレイとスティーヴのフィリップス兄弟は、ネヴァダで牛を買い付けてソノラ街道で家路をたどる。途中、乗っていた馬車が壊れて立ち往生している3人の酒場の女たちと出くわし、仕方なく同行させる。道中、一行の一人メリィとクレイは惹かれ合っていく。しかし、平穏な時は長くは続かず兄弟を敵と付け狙う凶悪な脱獄囚たちの影が忍び寄ってくる。ネヴァダとカリフォルニアを結ぶ渓谷で展開するウェスタン。前作『チャンピオン』(’49)でボクサーの冷酷非情な人間像を徹底したリアリズム演出で描き大きな話題になった、マーク・ロブソンの日本初登場作品。ラストで展開される銃撃戦は見応え十分の迫力。

 上映日:2月18日(月)19時~、3月1日(金)19時~

『最後の酋長』Seminole(1953/B&W/87分)

監督:バッド・ベティカー

製作:ハワード・クリスティ

原作・脚本:チャールズ・K・ペック・Jr

撮影:ラッセル・メティ

音楽:ジョセフ・ガーシェンソン

出演:ロック・ハドソン バーバラ・ヘイル アンソニー・クイン ヒュー・オブライアン リー・マーヴィン リチャード・カールソン ラッセル・ジョンソン ラルフ・ムーディ

★1835年、士官学校を卒業したコールドウェル少尉(ハドソン)はフロリダのキング砦勤務を命じられる。彼は、この近くの出身でセミノール族インディアンに詳しかった。政府はフロリダを含む南部のインディアンを西部保護地に移す計画を立てていた。しかし、セミノール族の酋長オシオラ(クイン)は頑強に反対するため、砦の守備隊長ディーガン少佐は手を焼いていた。コールドウェルはオシオラを説得する調停役として、単身カヌーで奥地に向かうが、オシオラは昔の親友パウエルだったことを知る。二人は問題を平和に解決しようと誓うが、セミノールに敵意を抱く少佐は既に討伐隊を組んで奥地に向かっていた。ランドルフ・スコット主演の西部劇で知られるベティカーがフロリダを舞台に白人とインディアンとの闘いを描いたスリリングな西部劇。

 上映日:2月20日(水)19時~、25日(月)19時~

『カリフォルニア』California(1947/カラー/97分)

監督:ジョン・ファロー

製作:シートン・I・ミラー

脚本:フランク・バトラー セオドア・ストラウス

撮影:レイ・レナハン

特殊効果:ゴードン・ジェニングス

音楽:ヴィクター・ヤング

出演:レイ・ミランド バーバラ・スタンウィック バリー・フィッツジェラルド アルバート・デッカー アンソニー・クイン ジュリア・フェイ ジョージ・カラリス

★1840年代、ゴールドラッシュに湧くカリフォルニア。軍の脱走兵トランボ(ミランド)は一攫千金を目論んで、アクの強い女リリィ(スタンウイック)たちを乗せた幌馬車でカリフォルニアに向かう。ようやく辿り着くが、町は州への昇格に反対する人々があふれて騒然としていた。『失われた週末』(’45)でアカデミー主演男優賞を受賞したレイ・ミランドが主人公トランボを好演。ジョン・ファローの手堅い演出が冴えるテクニカラー西部劇。

 上映日:2月21日(木)19時~、27日(水)19時~

『ブラクストンの決闘』Return of The Bad Men(1948/B&W/90分)

監督:レイ・エンライト

製作:ジャック・J・グロス ナット・ホルト

脚本:ジャック・ナットフォード チャールズ・オニール ルーシー・ウォード

撮影:ロイ・ハント

音楽監督:コンスタンチン・バカライニコフ

音楽:ポール・ソーテル

出演:ランドルフ・スコット ロバート・ライアン アン・ジェフリーズ ジョージ・“ギャビー”・ヘイズ ジャクリーン・ホワイト スティーヴ・ブロディ レックス・バーカー ロバート・クラーク

★ブラックストーンはオクラホマ準州の政府所有の町で、1889年合衆国政府がオクラホマへの入植を解禁したためランドラッシュ直前に封鎖される事になった。ランドラッシュを目論む人々でざわめき始めた中に、ヤンガー兄弟、ダルトン兄弟、ビル・ドゥーリン、サンダンス・キッドなどの無法者たちも紛れ込んでいた。彼らは、牧場主ヴァンスの婚約者マッジの父親の銀行を襲撃したり無法を尽くす。ヴァンスは駐屯する騎兵隊が引き上げる際、軍の大佐から新しく誕生したガスリーの町の保安官を頼まれ、一旦、断るが駅馬車が無法者集団に襲われた事を知り引き受ける。町の住民をガスリーに移住させる最後の列車が出たあと、ブラックストーンは無法者一味が占拠するゴーストタウンとなる。ある夜、ヴァンスたちは無法者一味を急襲するが、キッド達には逃げられてしまう。しかし、最後の決闘の時は迫っていた。ロバート・ライアン扮する冷酷非道なサンダンス・キッドとスコットの連邦保安官ヴァンスのラストの長い決闘シーンはエンライト西部劇の白眉。

 上映日:2月22日(金)19時~、28日(木)19時~

『幌馬車隊』The  Outsiders(1950/カラー/93分)

監督:ロイ・ローランド

製作:リチャード・ゴールドストーン

原作・脚本:アーヴィング・ラヴェッチ

撮影:チャールズ・シェーンバウム

音楽:アンドレ・プレヴィン

出演:ジョエル・マクリー バリー・サリヴァン アーレン・ダール クロード・ジャーマン・Jr ラモン・ノヴァロ ジェフ・コーリイ

★南北戦争末期。北軍の捕虜収容所に収容されていたウィル・オウエン、ジェシー・ウォレス、クリント・プリーストの3人は水浴に出された隙に脱走し、途中南軍のゲリラ隊に遭遇した。首領キーリーは隊に加わるかもしくは死を選ぶか迫り、3人はやむなく加入を約した。そしてキーリーの部下バイとともにサンタ・フェに向かった。サンタ・フェからセント・ルイスへ幌馬車隊が出発することになっており、北軍に収める100万ドルの黄金が積み込まれていた。彼らはこの幌馬車隊をキーリーの一隊が待ち伏せている地点へおびきこむ使命を与えられていたのだ。『赤い唇』のリチャード・ゴールドストーンが1950年に製作したテクニカラー色彩の西部劇で、アーヴィング・ラヴェッチの原作及び脚本から『午後の喇叭』のロイ・ローランドが監督に当たった。

 上映日:2月18日(月)15時30分~、3月1日(金)15時30分~

『殴り込み一家』When The Daltons Rode(1940/B&W/81分)

監督:ジョージ・マーシャル

原作:エメット・ダルトン ジャック・ジャングメイヤー・Sr

脚本:ハロルド・シューメイト

撮影:ハル・モーア

音楽:チャールズ・プレヴィン

出演:ランドルフ・スコット ケイ・フランシス ブライアン・ドンレヴィ ジョージ・バンクロフト アンディ・ディヴァイン ブロデリック・クロフォード スチュアート・アーウィン

★1880年から4年の間、カンザズで”向こう見ずな強盗団”として名を馳せた実在の5兄弟、ダルトン強盗団を描いた西部劇。弁護士トッド・ジャクソン(スコット)は、旧友のダルトン兄弟に会うためカンザスにやって来た。ダルトン一家はもともと牧畜業者だったが悪徳開発会社に土地を騙されそうになるが、長男のボブ・ダルトン(クロフォード)は親友のジャクソンに法律での決着を頼みこむ。だが、事態は一家に不利な状況に突き進み、兄弟達は悪の道に引きずり込まれていく。やがて、無法者集団となった彼らは西部を荒し回っていく。ジョン・ウエインの長年のパートナーとして『駅馬車』などで名高い、スタントマンのヤキマ・カヌートが担ったアクション・シーンの数々、とりわけ追っ手に追跡されて駅馬車の馬に御者台から飛び移る場面や、列車強盗で崖の上から列車の屋根に飛び降りるシーなど、見所たっぷり。

​上映日:2月20日(水)15時30分~、25日(月)15時30分~

 

 

入場料:1100円均一(当日券のみ)

※2本連続鑑賞2100円 3本連続鑑賞3100円 ​

欧米クラシック・シリーズ㉙西部劇特集

 

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