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アメリカで最高のシャーロック・ホームズ俳優として名高いベイジル・ラズボーンとワトソン博士役のナイジェル・ブルースのコンビがつくりあげたシャーロック・ホームズ・シリーズ14作品中の日本未公開7作品を一日一挙上映上映します。

当時、戦中・戦後という時代背景により日本で公開されなかったシリーズながら、シャーロック・ホームズの映画化作品の決定版として本国はもとより、世界的に人気を得ている作品群です。

主演は銀幕史上で“シャーロック・ホームズ”といえば、この人、ベイジル・ラズボーン。

痩せすぎの長身、尖った高い鼻、鋭い目つき・・・まるで小説の中から抜け出してきたかのような風貌を備え、シャーロック・ホームズ像を確立しました。

気になる作品をセレクトして観るも良し、一気観にチャレンジするも良し!!

一気観の猛者には嬉しい1日フリーパスもございます。

この機会に、世界で一番有名な名探偵の活躍を、ぜひスクリーンでお楽しみ下さい!

開催日 7月28日(土)

上映作品(全作品アメリカ/モノクロ/DVD上映)

『バスカヴィル家の犬』 THE HOUND OF THE BASKERVILLES 1939年/80分

監督: シドニー・ランフィールド 

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: アーネスト・パスカル 

撮影: ペヴァレル・マーレイ 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース リチャード・グリーン  ウェンディ・バリー  ライオネル・アトウィル  ジョン・キャラダイン  バーロウ・ボーランド  ベリル・マーサー  モートン・ロウリー

★魔の犬の伝説がある富豪のバスカヴィル家で、当主のチャールズ・バスカヴィル卿が死体で発見される。表向きには心臓発作による病死と発表されたが、卿の死体のそばには犬の足跡があった。ホームズは事件の調査を、チャールズ卿の主治医であり友人でもあるモーティマー博士から依頼される。子息のいないチャールズ卿の正統な後継者は、チャールズ卿の甥に あたるヘンリー・バスカヴィル卿一人である。しかし、モーティマー博士に伴われてロンドンにやってきたヘンリー卿の元にも、バスカヴィルの館へ赴く事を警告する謎の手紙が届く。ヴィクトリア朝時代のセットの作りやダートムアの霧深い風景、そして魔犬など、原作の持ち味を十分に再現して秀逸。

 

『シャーロック・ホームズの冒険』 THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES 1939年/85分  

監督: アルフレッド・ワーカー 

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: エドウィン・ブラム  ウィリアム・ドレイク 

撮影: レオン・シャムロイ 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース アイダ・ルピノ  ジョージ・ザッコ  アラン・マーシャル  ヘンリー・スティーヴンソン  E・E・クライヴ

★英国史上最大の犯罪者モリアーティ教授は、殺人容疑で裁判にかけられるが証拠不十分で無罪放免になる。モリアーティはすぐに次の犯罪計画を立てるが、成功させるためにはホームズの目を欺かなければならない。ある日、若き淑女のところへ、彼女の兄を殺すという匿名の脅迫状が送られて来た。捜査を依頼されたホームズとワトソンは彼女の身辺を守るべく動き出す。ホームズとワトソンは複雑に絡み合ったこれらの謎を解きながらモリアーティ教授に迫っていく。シリーズ最高作と評されるこの作品は、ガイ・リッチーが『シャーロック・ホームズ』(2009)でオマージュを捧げた作品としても知られる。ヴィクトリア朝時代を設定した本作はウイリアム・ジレットの舞台戯曲を翻案として作られた。

『シャーロック・ホームズと恐怖の声』 SHERLOCK HOLMES AND THE VOICE OF TERROR 1942年/65分

監督: ジョン・ロウリンズ 

製作: ハワード・ベネディクト 

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: リン・リッグス  ジョン・ブライト 

撮影: ウディ・ブレデル 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース イヴリン・アンカース  レジナルド・デニー  トーマス・ゴメス  ヘンリー・ダニエル  モンタギュー・ラヴ

★ナチスの活動家がロンドンに向けて新たな破壊工作を無線“voice of terror”で予告。直後に汽車の脱線事故、ダムの破壊、石油工場の爆発等が起きロンドン市民は恐怖にさらされる。この危機を救うためホームズは情報部から召還される。ホームズとワトソンが調査を開始した最初の夜に訪ねて来た男はナイフで刺されひと言つぶやき死んだ。彼の最後の言葉に導かれて貧民窟へ行ったホームズは、そこで殺された男の恋人に出会い事件の真相を紐解く手掛かりを掴む。この作品は、第2次大戦に参加したことにより時代設定はヴィクトリア朝時代から1940年代に変わり、内容も戦争プロパガンダの要素が色濃く反映した作品として製作。ドイルの『最後の挨拶』を原案として作られている。

『ワシントンのシャーロック・ホームズ』SHERLOCK HOLMES IN WASHINGTON 1943年/71分

監督・製作: ロイ・ウィリアム・ニール

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: リン・リッグス  バートラム・ミルハウザー 

撮影: レスター・ホワイト 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース マージョリー・ロード  ヘンリー・ダニエル  ジョージ・ザッコ  ジョン・アーチャー  ギャヴィン・ミューア  ホームズ・ハーバート

★機密書類を運んでいたイギリスの秘密謀報部員が、アメリカへ届ける途中で殺された。政府から依頼を受けたホームズは、彼が運んでいた書類はマイクロフィルムだと推理し、彼を殺した犯人を見つけだす。書類が国際的スパイ組織の手に落ちる前に取り戻すべくワトソンと共にワシントンに向かう。謀報部員は死ぬ前にマイクロフィルムを何も知らないワシントン社交界の花嫁に渡していた。V for Victory(勝利のV)と書かれたマッチ箱に入れられたマイクロフイルムが、パーテイの中、次々に人手に渡っていってしまう。スリリングなストーリー展開の面白さはバートラム・ミルハウザーのオリジナルストーリー、脚本によるところが多い。

『シャーロック・ホームズ危機一髪』 SHERLOCK HOLMES FACES DEATH 1943年/68分

監督・製作: ロイ・ウィリアム・ニール

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: バートラム・ミルハウザー

撮影: チャールズ・ヴァン・エンジャー

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース デニス・ホーイ ヒラリー・ブルック ミルバーン・ストーン アーサー・マーゲットソン メアリー・ゴードン

★ワトソン博士はノーサンバーランドの将校たちが療養するマズグレーヴ家で住み込み医をしていた。そこは大邸宅であり、また戦争後遺症に苦しむ人々を受け入れている病院でもあった。ある日、邸宅で謎の殺人事件が発生し、スコットランドヤードのレストレード警部もやってくる。この殺人はマズグレーヴ家にまつわる古い、そして一見無意味に見える儀式に関係しているようである。調査を始めたホームズは、その儀式が土地の証書の隠し場所を示している事を突き止める。家主に莫大な富をもたらした証書だ。反ナチズムの要素や戦時色が薄れ怪奇ムードが漂うホームズ・ミステリー。『マスグレーブ家の儀式』を翻案。

『蜘蛛女』 THE SPIDER WOMAN 1944年/63分

監督・ 製作: ロイ・ウィリアム・ニール 

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: バートラム・ミルハウザー 

撮影: チャールズ・ヴァン・エンジャー 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース ゲイル・ソンダーガード  デニス・ホーイ  アーサー・ホール  メアリー・ゴードン  ヴァーノン・ダウニング

★ホームズは新聞記事が“ロンドン連続パジャマ自殺”と報道する事件を引き受ける。男性が何も異常のない状態でベッドに入るが、間もなくして自殺してしまうという不可思議な事件だ。これは組織犯罪で首謀者は欧州屈指の極悪人と睨んだホームズは、自由に調査をするため自分の死を偽装する。殺害の手口が非常に繊細で残酷なことから女版モリアーティとも言える女性が死の背後にいると確信していた。ホームズはその女をおびき出すためにターバンを巻いた裕福なインド人に変装するが、彼女にすぐ見破られてしまう。やがて彼女はホームズを罠にかけ絶体絶命と思われるカーニバルの射撃場に立たせるのだった。本作は『四つの署名』『最後の事件』など多くのホームズ潭からヒントを得て製作された。

『恐怖の館』 THE HOUSE OF FEAR 1945年/69分

監督・ 製作: ロイ・ウィリアム・ニール 

原作: アーサー・コナン・ドイル 

脚本: ロイ・チャンスラー 

撮影: ヴァージル・ミラー 

出演: ベイジル・ラスボーン ナイジェル・ブルース オーブリー・メイザー  デニス・ホーイ  ポール・キャヴァナー  ホームズ・ハーバート  ハリー・コーディング  ギャヴィン・ミューア

★スコットランドの西海岸に建つ“恐怖の館”と呼ばれる不気味な館に住む7人の紳士。

 彼らは現役を引退したが近い親類がおらず、クラブを結成し館に移った者達だ。しかし、お互いの高額な保険証書を手に入れた後、クラブのメンバーは次々と死んでいく。彼らには死ぬ前にオレンジの種が入った封筒が送られてきていた。ホームズとワトソンは保険会社の依頼で殺人をくい止める事と、亡くなった後に五体満足な姿で発見されない死体の謎を解明するためクラブを訪ねる。推理の過程でいつもは無力なワトソンが、事件の証拠を見つけ、ホームズの捜査を助けるシーンも登場する。コナン・ドイルの短編『五つのオレンジの種』や『そして誰もいなくなった』を翻案して作られている。

 

タイムテーブル(全回入替制)

①9時30分~『パスカヴィル家の犬』

 10時50分~入替

②11時~『シャーロック・ホームズの冒険』

 12時25分~入替

③12時55分~『シャーロック・ホームズと恐怖の声』

 14時~入替

④14時10分~『ワシントンのシャーロック・ホームズ』

 15時20分~入替

⑤15時30分~『シャーロック・ホームズ危機一髪』

 16時40分~入替

⑥16時50分~『蜘蛛女』

 17時55分~入替

⑦18時05分~『恐怖の館』

 19時15分終映

入場料:各1100円均一(当日券のみ)

※7本フリーパス 前売4500円 当日5000円​

シャーロック・ホームズ大会

 

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