先だって亡くなったゾンビ映画の巨匠ジョージ・Ａ・ロメロ。

そのロメロが「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」で現在のゾンビ映画のひな型を作るはるか以前、トーキー黎明期から実は恐怖映画の重要なキャラクターとしてゾンビは活躍していました。

ロメロの造型したゾンビとはかなり趣が異なりますが、そんなクラシカルなゾンビ映画を5本まとめてお楽しみいただきます。

初のゾンビ映画「ホワイト・ゾンビ」を製作したヘルぺリン兄弟による第2弾「ゾンビの反乱」、コメディアンボブ・ホープ主演のホラーコメディ「ゴースト・ブレイカーズ」、ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシがゾンビマスターを怪演する「ブードゥーマン／ゾンビマスター」、名脇役ジョン・キャラダインがゾンビ研究学者を演じる「死体に殺された男」、フランケンシュタインと言えばこの人、ボリス・カーロフ主演の「ウォーキング･デッド／歩く死骸」。

正にゾンビ映画の原点とも言えるこの5作品を、12月2日には一挙上映を敢行

します。​

​まとめてみるとお得な割引セットや、上映後に支配人を囲んでの「ゾンビ映画懇親会」もございますので、篤志家はぜひご参加下さい！

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上映作品

「ゾンビの反乱」Revolt of the zombies（1936年　アメリカ　DVD　モノクロ　65分）

監督：ヴィクター・ハルペリン

脚本：ヴィクター・ハルペリン　ハワード・ヒギン　ロッロ・ロイド

撮影：Ｊ・アーサー・フィーンデル

出演：ドロシー・ストーン　ディーン・ジャガー　ロイ・ダルシー　ロバート・ノーランド　ジョージ・クリーヴランド

☆カンボジアのアンコールではマゾビア伯爵の邪悪な勢力によってゾンビ化した兵士が作られ、労働奴隷や”超兵士”として軍に使えていた。”ゾンビの秘密団”の居場所を突きとめ、破壊するためにカンボジアのアンコールワットの遺跡に遠征隊が送られる。遠征隊のリーダーのひとりアーマンドも自分のゾンビ軍を作るという悪の計画を持っていた。しかし、最終的にはそのゾンビ軍が彼に反旗を翻してくる。元祖ゾンビ映画『恐怖城（ホワイト・ゾンビ）』（’32）を製作・監督し成功させたヘルペリン兄弟が再び挑んだゾンビ映画。

「ゴースト・ブレーカーズ」The ghost breakers（1940年　アメリカ　DVD　モノクロ　75分）

監督：ジョージ・マーシャル

脚本：ウォルター・デレオン

撮影：チャールズ・ラング

音楽：エルンスト・トッチ

出演：ボブ・ホープ　ポーレット・ゴダード　リチャード・カールソン　ウィリー・ベスト　ペドロ・デ・コルドバ　ノーブル・ジョンソン　アンソニー・クイン　トム・デューガン
☆メアリー・カーターはキューバ沖の小さな島にある先祖伝来の家を相続した。周囲から様々な警告を受けるが幽霊城と噂される屋敷を手に入れる。彼女は、自分がギャングに狙われていると信じているラジオのアナウンサーのラリー・ローレンスと、彼の執事アレックスの三人でニューヨークから島に渡る。やがて島に到着した彼らは不気味な城の中に入ると、メアリーの先祖の幽霊が現れる。その後、襲ってきたゾンビを撃退すると城の財宝へと通じる重要な鍵を見つけるが、思いがけない敵の襲撃が待ち構えていた。セシル・B・デミル監督のサイレント作品(’14)、アルフレッド・E・グリーンによる2度目のサイレント映画に続く３度目の映画化。’38年のミュージカル『100万ドル大放送』で一躍ブレイクしたボブ・ホープが、チャップリンの『モダン・タイムス』（’36）『独裁者』（’40）などで人気のゴダードと共演したゾンビ・コメデイ。

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「ブードゥーマン／ゾンビマスター」VOODOO MAN（1944年　アメリカ　DVD　モノクロ　62分）

監督：ウィリアム・ボーディン　

脚本：ロバート・チャールズ

撮影：マルセル・ル・ピカード

編集：カール・Ｌ・ピアソン

出演：ベラ・ルゴシ　ジョン・キャラダイン　ジョージ・ザッコ　ワンダ・マッケイ　ルイーズ・カリー　テリー・ウォーカー　メアリー・カリー
☆ニコラスは田舎でガソリンスタンドを営んでいる。一方、裏では若く美しい女性を捕まえるリチャード博士の手助けをしていた。博士は彼女たちのエッセンスを何年も前に亡くなった妻に移し替えていたのだ。さらに博士の手伝いをするもうひとりの男トビーは、抜け殻となったゾンビガールの世話をしている。彼はブードゥー教の儀式の間はボンゴを叩き回っている。’32年の元祖ゾンビ映画『恐怖城』でゾンビたちを操る呪術師を演じた怪奇スター、ルゴシがゾンビマスターとなって暗躍するゾンビホラー。

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「死体に殺された男」Revenge of the zombies（1943年　アメリカ　DVD　モノクロ　61分）

監督：ステーヴ・セクリィー　

脚本：エド・ケルソ　ヴァン・ノークロス

撮影：マック・ステングラー

出演：ジョン・キャラダイン　ロバート・ロウリー　ゲイル・ストーム　ヴェダ・アン・ボルグ　マンタン・モアランド　モーリッツ・ヒューゴ
☆ナチスのマッドサイエンティスト、アルダーマンは第三帝国のため”生きる屍”となった兵士による、部隊を作るよう命令されていた。アルダーマンはまた、既に、”ゾンビに変えた”殺された妻リラを生き返らせようとしていた。リラはスコット・ヴァレントンの妹で、アルダーマンは妹の死を毒殺されたと思い込み調査していた。一方、アルダーマンに抵抗していたリラはゾンビが自由になるためにはアルダーマンを殺すしかないと確信していた。リラがゾンビの反乱軍を率いてアルダーマンへの復讐に向かう中、彼女は底なし沼に足を取られて死んでしまう。だがアルダーマン抹殺を目指す追跡隊は、彼の秘書をジェニーを救出したことにより抹殺の手がかりを掴む。『駅馬車』など多くのジョン・フォード作品に出演した個性派キャラダインの怪演が際立つゾンビ・ホラー。

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「ウォーキング･デッド／歩く死骸」The Walking Dead（1935年　アメリカ　DVD　モノクロ　66分）

監督：マイケル・カーティス　

脚本：エワート・アダムソン　ピーター・ミルン　ロバート・Ｄ・アンドリュース　リリー・ヘイワード

撮影：ハル・モーア

出演：ボリス・カーロフ　リカルド・コルテス　エドマンド・グウェン　マルゲリーテ・チャーチル　ウォーレン・ハル　バートン・マクレーン　ヘンリー・オニール　ジョー・キング　ゴードン・エリオット
☆弁護士のノーランと政治ゴロのロダーを首領とする悪漢の一団は、彼らの一味に有罪判決を下したショー判事の命をつけ狙っていた。その頃、以前判事に10年の刑を宣告され、服役を終えたエルマンが出所してくる。彼等は判事を殺害しその罪をエルマンに擦りつける。そして、ノーランは素知らぬ顔でエルマンの弁護士として選ばれるが、エルマンを弁護すると見せかけて、無実の証拠を握りつぶす。そのためエルマンは死刑を宣告される。ところが、生命蘇生を研究する科学者ボーモン博士の助手二人が、殺人現場を目撃していた。事態は二転三転しながら驚きの方向に突き進んでいく。’30年代初期に『ドクターX』『狂へる天才』肉の蝋人形』などのホラー映画で頭角をあらわした、マイケル・カーティスの才能が随所に発揮された怪作。

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上映日

12月2 日（土）、12月4日（月）～8日（金）

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タイムテーブル（各回入替）

12月2日（土）

13時～「ゾンビの反乱」上映

14時05分～　休憩（入替）

14時15分～「ゴースト・ブレーカーズ」上映

15時30分～　休憩（入替）

15時45分～「ブードゥーマン／ゾンビマスター」上映

16時50分～　休憩（入替）

17時05分～「死体に殺された男」上映

18時05分～　休憩（入替）

18時20分～「ウォーキング･デッド／歩く死骸」上映

19時25分頃終映予定

終映後、当館近くネパール料理店「ラスミ」に移動し、B級ホラーファン懇親会あり（要別途会費）

22時頃自由散会

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12月4日（月）13時30分～「ゾンビの反乱」

12月5日（火）13時30分～「ゴースト・ブレーカーズ」

12月6日（水）13時30分～「ブードゥーマン／ゾンビマスター」

12月7日（木）13時30分～「死体に殺された男」

12月8日（金）13時30分～「ウォーキング･デッド／歩く死骸」

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入場料

各1100円均一（当日券のみ）

12月2日のみ5作品割　前売3500円　当日4000円（ポイントは１つしかつきません・途中入退場自由）

懇親会費3500円（カレー・ナン食べ放題＆おつまみ+呑み放題・現地解散）