欧米クラシック・シリーズ第35弾は、毎夏恒例の戦争映画特集です。
今年は、第二次世界大戦を扱った作品の他、第一世界大戦や朝鮮戦争、クリミア戦争を舞台にした作品など多種多様な戦争映画を15本セレクトしました。
ジョン・フォード(『コレヒドール戦記』『栄光何するものぞ』)、キャロル・リード(『ミュンヘンへの夜行列車』)、エドワード・ドミトリク(『8人の鉄人』)ら巨匠が手掛けた作品から、『遠すぎた橋』で描かれたマーケットガーデン作戦を実際に作戦に参加した兵士たちの出演で捉えたセミドキュメンタリー『第一空挺兵団』など、異色のラインアップ。
例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!
上映期間 8月5日(月)~24日(土)
上映作品(全作品DVD上映)
『血戦奇襲部隊』 The Fighting Seabees (1944年/米/モノクロ/100分)
監督:エドワード・ルドウィグ
原作:ボーデン・チェイス
脚本:イーニアス・マッケンジー ボーデン・チェイス
撮影:ウィリアム・ブラッドフォード
音楽:ピーター・デローズ
出演:ジョン・ウェイン スーザン・ヘイワード デニス・オキーフ ポール・フィックス J・M・ケリガン
★太平洋戦争の初め、多くの民間人が太平洋の島々で港湾施設や基地建設に従事していた。彼らは法律で武装を禁じられ、そのために犠牲者も少くなかった。建設 主任技師のウィッジ・ドノヴァンは、所属部隊長のヤーロウ少佐に部下のために武器を要求するが拒否される。ドノヴァンは新しく編成された建設作業員たちと、機械をある島へ運ぶ命令を受ける。少佐に引率された一行に、少佐の恋人で大洋通信の記者コンスタンス・チェスリーが同行した。彼女は何かと不自由な生活を送るドノヴァンの面倒をみてやった。作業は敵の空襲ではかどらず、少佐は短気なドノヴァンに戦闘は 海軍にまかせておけといった。第二次大戦初期から主に太平洋線で活躍したアメリカ海軍の建設工兵隊を描いたプロパガンダ映画。
上映日:8月5日(月)15時~、8月22日(木)17時~
『暴力に挑む男』Edge of Darkness (1943年/米/モノクロ/119分)
監督:ルイス・マイルストン
原作:ウィリアム・ウッズ
脚本:ロバート・ロッセン
撮影:シド・ヒコックス
音楽:フランツ・ワックスマン
出演:エロール・フリン アン・シェリダン ウォルター・ヒューストン ナンシー・コールマン ヘルムート・ダンティーネ ルース・ゴードン ジュディス・アンダーソン ヘンリー・ブランドン
★1939年9月のナチスによる電撃のポーランド侵攻で勃発した第二次大戦。ドイツ軍にとって戦略上重要な位置を占めていたノルウェーにナチス・ドイツが進撃、小さな漁村トロールネスにもやってきた。隊長ケーニッヒは、村の通信施設を占拠し、船を沈め、抵抗する漁民を射殺するなど行動がエスカレートしていく。やがて民衆の中から反抗の地下組織が動き出し、グン ナー・ブロジェとカーレン・ステンスガルドが組織を指導していく。カーレンは兄のヨハンがナチ教育をうけてオスロから帰って来ることを知り、また、父がナチに対して従うべきか反抗すべきか迷っているのをみて歯がゆく思うのだった。『西部戦線異状なし』『雨』などで知られるマイルストンがノルウエーを舞台に監督した反ナチ抗戦映画。
上映日:8月7日(水)19時~、8月21日(水)14時30分~
『潜水艦シー・タイガー』 We Dive at Dawn(1943年/英/モノクロ/98分)
監督:アンソニー・アスクィス
脚本:J・B・ウィリアムズ ヴァル・ヴァレンタイン
撮影:ジャック・コックス
出演:ジョン・ミルズ エリック・ポートマン ロナルド・ミラー ジャック・ワトリング レジナルド・パーデル ニオール・マッギニス
★月の出とともに出航せよ。第二次世界大戦での戦い。イギリス海軍の潜水艦シー・タイガー号のテイラー艦長、以下乗組員が休暇を取っていたところ突然、特別任務のため緊急指令で呼び出される。任務はドイツの新型戦艦ブランデルブルグ号を撃沈せよ、というものだった。過酷な任務を背負ったシー・タイガーのテイラーは出航後、敵の戦艦が守りの堅いバルト海に入ったことを知り、追跡を開始する。やがて標的が近づくにつれ緊張は高まり、死にものぐるいの攻撃を受ける。魚雷は見事ブランデルブルグ号を捕らえたがシー・タイガーは燃料切れを起こし、脱出は不可能だとなる。戦時下、恐怖におののきながらも必死に生きのびようと闘う兵士たちのリアルな姿と戦争の過酷な現実をアスキス監督が名優ジョン・ミルズを主演に描き切った作品。
上映日:8月5日(月)17時~、8月23日(金)17時~
『ベルギー特殊作戦』 Against the Wind(1948年/英/モノクロ/96分)
監督:チャールズ・クライトン
脚本:マイケル・パートウィー T・E・B・クラーク
撮影:ライオネル・ベインズ
出演:ロバート・ビーティ シモーヌ・シニョレ ジャック・ワーナー ゴードン・ジャクソン ポール・デュプュイ ジョン・スレイター ピーター・イリング ジェームズ・ロバートソン・ジャスティ
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★1943年、故国がドイツに占領されイギリスに亡命したベルギー人司祭フィリップ・エリオットは母国に戻り、レジスタンス活動をするためにロンドンの秘密組織に入門し、スパイ活動の訓練を受ける。訓練を終了したエリオットは2人の仲間と共にベルギーに向かいパラシュートで降下、破壊工作の対象であるブリュッセルの公立記録保管所に向かい、それを爆破する。しかし、この任務はレジスタンスのリーダーである重要人物のドイツ人捕虜と通じていた。さらに4人の諜報員が乗り出してきて、そのうちの1人がナチスの工作員だったことから事態は思わぬ方向に動き出していく。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』のクライトンがドキュメンタリータッチで描いた戦争レジスタンス映画。フランスの名女優シニョレが諜報員ミシェルを好演している。
上映日:8月7日(水)17時~、8月19日(月)17時~
『第一空挺兵団』 Theirs is the Glory (1946年/米/モノクロ/82分)
監督:ブライアン・デズモンド・ハースト
製作:キャッスルトン・ナイト
撮影:C・M・ペニントン=リチャーズ
音楽:ガイ・ワラック
出演:スタンリー・マクステッド、トーマス・スカリオン
★1944年6月のノルマンディ上陸作戦の跡、9月17日イギリスのモンゴメリー元帥は「マーケット・ガーデン作戦」という大胆な作戦を実行に移す。それはイギリス第一空挺兵団1万2000のうち、第一回空輸で3000の空挺兵団をドイツ占領下のオランダの町アルンヘム郊外に降下した。その夜のうちに一個大隊と旅団司令部がアルンヘム橋についたが、独軍の反撃で提防に釘づけにされた。救援隊は待ち受けた敵と激戦を交わす。第二次世界大戦中最大の激戦地の一つである“アルンヘム攻防”を描くセミ・ドキュメンタリー映画。戦後その地でロケが行われ、出演者は全部この作戦に従った兵士の二個中隊だった。ここに扱われた出来事はすべて事実、公式記録、目撃者の談話に基づく。この作戦は後に『遠すぎた橋』(’77)として映画化された。
上映日:8月7日(水)15時~、8月23日(金)19時~
『壮烈第一海兵隊』 Battle Zone (1952年/米/モノクロ/81分)
監督:レスリー・セランダー
脚本:スティーヴ・フィッシャー
撮影:アーネスト・ミラー
音楽:マーリン・スカイルズ
出演:ジョン・ホディアク リンダ・クリスチャン スティーヴン・マクナリー フィリップ・アーン マーティン・ミルナー デイヴ・ウィルロック ジャック・ラーソン
★38度線を突破した北朝鮮軍は京城めざして破竹の南下を続けた。国連軍が編成され、アメリカ海兵隊も出陣に備えた。ペンドルン基地に復帰した海兵隊軍曹ダ ニイ・ヤングは有能なニュース・カメラマンで、基地では同僚の報道班長ミッチが彼を待ちうけていた。 ダニイはかつて恋仲だったがふとしたことから別れた赤十字看護婦ジーンにサン・ディエゴで再会した。彼らの仕事は、北朝鮮軍の背後に上陸し、一挙に進軍する味方の姿をカメラに収め、北朝鮮深く潜入して北朝鮮兵の姿を捕らえ、資料を作ることだった。それは命知らずの仕事だ。クリスマスが近づいた頃、第1海兵士団は北朝鮮兵を追って鴨緑江まで攻めた。朝鮮戦争を舞台に製作された海兵隊シリーズの第一弾で1959年には「殴り込み海兵隊」が製作されている。
上映日:8月9日(金)15時~、8月21日(水)19時~、8月24日(土)12時~
『8人の鉄人』 Eight Iron Men (1952年/米/モノクロ/80分)
監督:エドワード・ドミトリク
製作:スタンリー・クレイマー
原作戯曲・脚本:ハリー・ブラウン
撮影:J・ロイ・ハント
音楽:リース・スティーヴンス
出演:リー・マーヴィン ボナー・コリアーノ アーサー・フランツ リチャード・カイリー ニック・デニスジェームズ・グリフィス ディッキー・ムーア ジョージ・クーパー バーニー・フィリップス ロバート・ニコルズ メアリー・キャッスル
★舞台は第二次大戦中のイタリア戦線。敵陣の中に入ってしまったため、戦闘中に足止めを食ったムーニー軍曹らの歩兵小隊。隊は空襲で焼けた家に閉じ込められ、おまけに外にはマシンガンで脅されて拘束されている仲間が一人いる。ムーニーらは何とか助けようと色々試みるが失敗する。そんな時、隊の中に急遽緊張が走る。本部からは戦友一人を救出するために、これ以上は他の隊の命を危険にさらすことは出来ないとし、救出断念の命令が下る。だが、隊の中に命令に従わない者が現れる。プロデューサーのスタンリー・クレイマーが『真昼の決闘』に続いて製作した作品で、バート・ランカスターが映画デビュー前の1945年にブロードウェイで演じたハリー・ブラウンの舞台劇「A Sound of Hunting」が元になっている。
上映日:8月8日(木)17時~、8月19日(月)19時~
『決死のビルマ戦線』 Objective, Burma!(1945年/米/モノクロ/142分)
監督:ラオール・ウォルシュ
原案:アルヴァ・ベッシー
脚本:ロナルド・マクドゥガル レスター・コール
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽:フランツ・ワックスマン
出演:エロール・フリン ジェームズ・ブラウン ウィリアム・プリンス ジョージ・トビアス ヘンリー・ハル ワーナー・アンダーソン マーク・スティーヴンス リチャード・アードマン
★1944年日本占領下のビルマ。ネルソン大尉率いるアメリカ軍5307混成落下傘部隊の特殊工作チームは、危険で重要な任務を担ってパラシュートで降下。日本軍のレーダー基地を破壊するためだ。任務は成功するが、基地に戻るための集合地点である古い滑走路に行くと、日本軍によって占拠されていたため隊はそこから脱出出来ないでいた。かくして部隊は飛行機が着陸可能な場所まで、敵が占領する危険なジャングルを進んで行くしかないことになる。そこは何マイルも先にあり、全員がたどり着けないかも知れないのだった。フリン他、出演者の素晴らしい演技とウォルッシュのパワフルな演出、洞察に満ちた脚本等を備えた一級の戦争映画。45年度アカデミー編集賞他3部門にノミネートされた。
上映日:8月15日(木)14時30分~、8月23日(金)14時30分~
『コレヒドール戦記』They Were Expendable(1945年/米/モノクロ/135分)
監督・製作:ジョン・フォード
原作:ウィリアム・L・ホワイト
撮影:ジョセフ・H・オーガスト
音楽:ハーバート・ストサート
出演:ジョン・ウェイン ロバート・モンゴメリー ドナ・リード ジャック・ホルト ウォード・ボンド
★原題は“彼らは消耗品だった”と言ったところ。42年、敗色濃厚なフィリピンの前線でのアメリカ兵の苦闘ぶりを描く。当時のアメリカ映画としては珍しい厭戦ムードただよう作品。戦時中、監督のフォードは米政府機関OSS(戦略事務局)の要職にあったため、戦意昂揚のドキュメンタリーを何本か撮った。本作は、戦後復帰第一作目となる。彼は史上最高額の給与をMGMに要求、その全額を自分と共に従軍した人々の為の、クラブハウス建設に当てた。ミッドウェー海戦で負傷した彼の、戦争観は意外に複雑なのである。もちろん、主演のウェインの活躍はヒロイックに描かれはするが……。怪我を負って入院した彼は、看護婦のドナ・リードと親しくなる。ダンスパーティに誘われ、一度は断わりながら、音楽に誘われて姿を現わす場面の感傷、再び彼女と巡り合う希望を胸に転戦していく哀切、といったシーンの方がむしろ印象的な作品。そこがフォードのフォードたる由縁だろう。彼の戦後第一回監督作品。
上映日:8月14日(水)14時30分~、8月22日(木)14時30分~
『戦場』Battleground(1949年/米/モノクロ/118分)
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
脚本:ロバート・ピロッシュ
撮影:ポール・C・ヴォーゲル
音楽:レニー・ヘイトン
出演:ヴァン・ジョンソン ジョン・ホディアク リカルド・モンタルバン ジョージ・マーフィ マーシャル・トンプソン ドン・テイラー アマンダ・ブレイク ドニーズ・ダルセル ジェームズ・ホイットモア
★低予算で良質の作品をものにする手腕を買われてMGM入りした元RKOの製作者D・シャーリーが手がけた、ノー・スター戦争映画。ヒロイックな所がまるでなく厭戦的と言っていい戦場での歩兵たちの生活描写が延々と続くユニークな一編で、後のTVシリーズ「コンバット」を思わせる現実味がある。パリ入りを目前にして再び戦地へと舞い戻った第101部隊のある分隊。時は44年も暮れ近く、ドイツが捨て身の反撃に出ていた終戦間際。舞台は霧の立ちこめるバストーニュ一帯。だから、派手な戦闘場面は皆無。敵も暗中模索の状況は同じで、互いにじわじわ腹の探り合いをする描写が、若干の解りにくさを伴いながらも、幻想的な興趣を醸し出す。カリフォルニア育ちで雪を知らないメキシコ系のR・モンタルバンの兵隊が降雪に小躍りするところや、その彼が銃創を負い、敵砲弾の止むまで雪壕でしのぐ間に息絶えてしまう描写など、その最もたるものだろう。霧の中から忽然と現れる兵を自軍が敵の偽装か見分ける場面も、合い言葉の奥を読む丁々発止がユーモラスで、スリルは緩急が効いている。そして、弾の尽きたところで友軍機の補給を待つ一行の苛立ち。だが、霧の晴れ渡るのと同時に、大編隊が間に合って、後は破竹の勢いで敵軍をなぎ倒すだけ。これはチャッチャとストック・フィルムと兵士のクローズ・アップその他を二重露光でつないで終わり。W・A・ウェルマンはあくまで兵士の日常に拘って、要は、霧が晴れる--という気象変化を最大のスペクタクルにしたのである。クリスマスの従軍牧師の説教場面の演出も臭みがなく、彼のうまさが出ていた。アカデミー賞オリジナル脚本賞、撮影賞を受賞した。
上映日:8月9日(金)19時~
『栄光何するものぞ』What Price Glory(1952年/米/カラー/111分)
監督:ジョン・フォード
原作:マックスウェル・アンダーソン ローレンス・スターリングス
脚本:フィービー・エフロン ヘンリー・エフロン
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ジェームズ・キャグニー ダン・デイリー コリンヌ・カルヴェ ロバート・ワグナー
マリサ・パヴァン
★第一次大戦中のフランスを舞台に米軍の鬼軍曹が着任、かつてのライバルである大尉と町の娘を巡って張り合う。フォード監督が荒くれ男の友情を豪快に描いている。26年のサイレント映画「栄光」のリメイク版。
上映日:8月8日(木)15時~、8月24日(土)10時~
『鬼軍曹ザック』The Steel Helmet(1950年/米/モノクロ/84分)
監督・製作・脚本:サミュエル・フラー
撮影:アーネスト・ミラー
音楽:ポール・ダンラップ
出演:ジーン・エヴァンス ロバート・ハットン スティーヴ・ブロディ ジェームズ・エドワーズ リチャード・ルー シド・メルトン
ジョー
★朝鮮戦争の最中に撮られた、この戦争を初めて扱った作品で、S・フラーのプロデューサーとしてのあざといまでの嗅覚に驚嘆すると同時に、自身の第二次大戦従軍の記憶を生々しく反映させた作劇に魂を揺さぶられる。分隊全滅で一人取り残されたザック(G・エヴァンス)は戦災孤児に救われ戦線を後退、敗残兵の一団と合流し、その指揮を取る。古寺に立て篭る彼等はやがて敵の狙撃兵の急襲を受け一人又一人撃ち殺されて行く……。アジアの精神性を象徴する寺院の中で、柔和な眼差しの仏像に囲まれながら、見えない相手に仲間を奪われてゆく老軍曹の憔悴をスリリングに描く手並は、後のベトナムものなどにも良くも悪くも多大な影響を与えた。主人公を助ける孤児の名“ショート・ラウンド”はそのまま、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」のインディの相棒の中国人少年の名となった。勿論、スピルバーグ達のフラーへの敬意の現れである。
上映日:8月9日(金)17時~、8月22日(木)19時~
『暁前の決断』Decision before Dawn(1951年/米/モノクロ/119分)
監督・製作:アナトール・リトヴァク
原作:ジョージ・ハウ
脚本:ピーター・ヴィアテル
撮影:フランク・プラナー
音楽:フランツ・ワックスマン
出演:リチャード・ベースハート オスカー・ウェルナー ヒルデガルド・ネフ ゲイリー・メリル
★実話に基づいたジョージ・ホウの小説「反逆と呼ぶなら呼べ」の映画化。第二次大戦中、2人のドイツ軍の捕虜がアメリカの指揮官と共にドイツ領に侵入する。ひとりは殺され、残ったひとりはヒトラーに支配されるナチを嫌い、祖国を裏切るのだった。アカデミー賞作品賞にノミネートされたが受賞は逸した。
上映日:8月16日(金)14時30分~、8月21日(水)12時~
『ミュンヘンへの夜行列車』Night Train to Munich(1940年/英/モノクロ/93分)
監督:キャロル・リード
原案:ゴードン・ウェルスリー
脚本:シドニー・ギリアット フランク・ローンダー ゴードン・ウェルスリー
撮影:オットー・カンツレク
音楽:ルイス・レヴィ
出演:レックス・ハリソン ポール・ヘンリード マーガレット・ロックウッド ベイジル・ラドフォード ノーントン・ウェイン フェリックス・アイルマー ローランド・カルヴァー
★第二次大戦中、新兵器を開発していた博士とその娘がナチスに捕われた。英国の諜報員が2人を奪い返すために敵地に乗り込むのだが・・・・。ヒッチコックの「バルカン超特急」と比較して語られることが多いが、単なるスリラーに終わらせず、メロドラマ的要素も楽しめる作品に仕上がっている。
上映日:8月8日(木)19時~、8月21日(水)17時~
『進め竜騎兵』The Charge of The Light Brigade(1936年/米/モノクロ/116分)
監督:マイケル・カーティス
原作:マイケル・ジャコビー
脚本:マイケル・ジャコビー ローランド・リー
撮影:ソル・ポリト
音楽:レオ・F・フォーブステイン マックス・スタイナー
出演:エロール・フリン オリヴィア・デ・ハヴィランド パトリック・ノウルズ ドナルド・クリスプ デヴィッド・ニーヴン ヘンリー・スティーヴンソン ナイジェル・ブルース
★アルフレッド・テニスンの詩をもとに、クリミア戦争を背景にした壮大なる叙事詩。インドの豪族カーンによる女子供への虐殺に激怒したイギリス軍が、600人の竜騎兵を送り、ロシアに身を寄せていたカーンを倒すまで。アカデミー賞作曲賞ほか3部門でノミネートされた。
上映日:8月5日(月)19時~、8月19日(月)14時30分~
入場料:1300円均一(当日券のみ)
※2本連続鑑賞2400円 3本連続鑑賞3500円
欧米クラシック・シリーズ㉟
戦争映画特集
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