9/15~23 「アタック・オブ・ザ・ジャイアントティーチャー」

熱血学園特撮ドラマ最新作！

「アタック・オブ・ザ・　　　ジャイアントティーチャー」

令和元年の５月、ゴジラ映画の最新作『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』が世界中で公開されました。この作品はアメリカ製のゴジラ映画ですが、昭和29年（1954年）に公開されたオリジナルの第一作『ゴジラ』は日本で作られ、そして世界に誇るまでの輝かしき作品になりました。特技監督を担当した円谷英二（作品上のクレジットは特殊撮影）は、さまざまな試行錯誤をしながらも、素晴らしい特撮シーンの数々を見事に創造しました。

　そんな状況下、実は日本の特撮映画は危機的な現実を迎えています。高騰する製作費をはじめとして、お金をかけた映画よりも、漫画原作やテレビのスピンオフ的な作品のほうが製作予算は安く済み、若者たちにストレートにアピールできて、大ヒットは間違い無しと製作者サイドが考えているからです。

　このままですと、円谷英二の監督時代から伝わる精密なミニチュアワークを駆使した、伝統の「特撮」技術が永久に失われてしまうことになるかもしれません。決して最新技術のデジタルやＣＧの技術を否定するわけではありませんが、次の世代にこれらのアナログの技術を残すことも、子供の頃からこの技術を見て育った自分たちの使命なのではないのかと思っています。

　そのような強い思いから、ゴジラ、ガメラ、ウルトラマンなどの日本を代表する特撮作品で活躍した経験のある、最高のクリエーターの方々に声をかけて、無謀且つ低予算ながらも特撮映画の製作にチャレンジすることにしました。

　自分をはじめとするすべてのスタッフが精一杯の思いを込めつつ、この作品はここに完成の時を迎えました。本作をご覧になる皆様が、存分にこの作品をお楽しみ頂ければ何より幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　監督：石井良和

上映作品

『アタック・オブ・ザ・ジャイアントティーチャー』

（2019年　BD　カラー　70分）

エグゼクティブ・プロデューサー：長谷川浩行

プロデューサー：迫宏之

監修：柏原寛司

脚本：石井信彦

監督・原作・脚色：石井良和

撮影：高橋義仁

編集＆合成：平井将人

ＶＦＸ：泉谷　修

音楽＆音効：伊藤寛晃

出演：小嶋マコト　豊田崇史　GAICHI　金子はりい　高瀬みゆき　長谷直美

あらすじ：三十過ぎの青年・宮沢賢三は、「鯖山夜間高校」で働いている、一応真面目な性格の先生だ。彼のクラスには、ちょっと一風変わった個性に溢れた生徒たちがたくさん揃っている。そんな折、同校の生徒数が減少してしまい、宮沢は校長から今年度限りでの閉校を告げられ、そのことをクラスの全員に発表した。それから数日後、クラスの生徒である春日夫婦から「最後の学校祭で、クラスの皆でミュージカルを！」と告げられた宮沢はそのアイデアを採用し、「学生生活の最後の思い出になる、心に残る出し物をやろう」と、クラスの全員に発表した。宮沢のその言葉にやる気を出した生徒らは、ミュージカル『桃太郎と鶴』の準備にいそしみ、一時は公演の中止となる事態も発生するが、皆の心を一つにして苦難を乗り越え、遂に第34回の「鯖山学校祭」の当日を迎えた。全生徒らの熱演によってミュージカルがクライマックスを迎えたその時、東京上空にＵＦＯが飛来し、ＵＦＯ内の侵略宇宙人は、春日夫婦の引渡しを要求する。この緊急事態に、春日夫婦からもらった二つのカプセルを飲み込んだ宮沢は、瞬時にその身を巨大化させると、単身、皆を守るべく勇敢にも宇宙人に立ち向かって行くのであった・・・。

上映期間

9月15日（日）～23日（月・祝）

タイムテーブル

9月15日（日）＆21日（土）12時30分～

9月16日（月・祝）14時30分～【特別興行】　

9月18日（水）～20日（金）19時～

9月22日（日）＆23日（月・祝）11時～

イベント日

9月16日（月・祝）

14時30分～『アタック・オブ・ザ・ジャイアントティーチャー』上映

15時50分～休憩

16時～トークショー　ゲスト：石井良和監督、小嶋マコトさん、豊田崇史さん、石井信彦さん