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欧米クラシック・シリーズ​​第26弾は、明るく陽気に笑いましょうということで、ルビッチ、スタージェス、キャプラなど名人たちによる珠玉のコメディ映画を特集します。

戦前に流行ったスクリューボールコメディ、ロマンスの要素たっぷりのラブコメディ、社会風刺を盛り込んだシニカルコメディ、ハラハラドキドキのスリラーコメディなど、多種多様なコメディ全9作品を一挙上映。

おなかを抱えながら映画話術の妙味を特とお楽しみ下さい

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!

 

上映期間 11月19日(月)~30日(金)

上映作品(全作品DVD上映)

『特急二十世紀』Twentieth Century(1934年 米 モノクロ 92分)

監督・製作:ハワード・ホークス

原作:チャールズ・B・ミルホランド

脚本:チャールズ・マッカーサー ベン・ヘクト

出演:ジョン・バリモア キャロル・ロンバード ウォルター・コノリー ロスコー・カーンズ エチエンヌ・ジラルド ラルフ・フォーブス チャールズ・レヴィンソン

★シカゴ・ニューヨーク間の特急電車に乗り合わせたかつての喧嘩カップル。舞台演出家のジャフイーは、素人ロンバートをリリー・ガーランドとして舞台の主役 に抜擢し一躍大女優に育て上げる。二人はいい仲になり何年かはヒットを続けるが、ロンバートはジャフイーの常軌を逸した嫉妬深さのために喧嘩別れして、ハ リウッドで女優として成功する。シカゴで興行に失敗したジャフイーが失意のうちにニューヨーク行きの『二十世紀号』に乗ると、ロンバートと鉢合わせ。ジャ フイーはもう一度自分の舞台の主役に引きずり戻そうと奮闘する。ホークスの息もつかせぬスピーデイな演出が全編冴えわたるスクリューボボール・コメデイの 傑作。ホークスの従姉妹のロンバートがお転婆リリーを演じきり、以降”スクリューボールボール・コメデイの女王”と謳われ一世を風靡した。

​上映日:11月19日(月)15時~、28日(水)17時~

『アイリーンとゴドフリー(『襤褸と宝石』公開時タイトル)』My Man Godfrey(1934年 米 モノクロ 94分)

監督:グレゴリー・ラ・カーヴァ チャールズ・R・ロジャース

製作:グレゴリー・ラ・カーヴァ

原作:エリック・ハッチ

脚本:エリック・ハッチ モリー・リスキンド

撮影:テッド・テズラフ

出演:ウィリアム・パウエル キャロル・ロンバード アリス・ブラディ ユージン・パレット ゲイル・パトリック ミシャ・オウア アラン・モーブレイ ジーン・ディクソン ジェーン・ワイマン

★ニューヨークの富豪ブロック家の娘コーネリアとアイリーン姉妹はかなりの変わり者だった。ある時のパーティーで『屑捜し』という金持ちの余興で、ゴドフ リーというホームレスをつれて来て優勝する。そして、ゴドフリーはブロック家で執事として働く事になる。母親のアンジェリカは若いジゴロと遊び耽り、コー ネリアは我がままやり放題。一方、アイリーンはゴドフリーに思いを寄せ始める。しかし、ある日のお茶会でゴドフリーが偶然に彼の友人に出会った事から、事態は予期せぬ方向に転げ始める。『特急二十世紀』でコメディ女優として開眼したロンバートが続いて主演した破天荒なコメディ。アカデミー監督賞、主演女優 賞など6部門にノミネートされた。

​上映日:11月19日(月)17時~、29日(木)17時~

『淑女超特急』That Uncertain Feeling (1941年 米 モノクロ 84分)

監督・製作:エルンスト・ルビッチ

原作戯曲:エミール・デナジャック ヴィクトリアン・サルドゥ

脚本:ウォルター・ライシュ ドナルド・オグデン・スチュワート

撮影:ジョージ・バーンズ

音楽:ウェルナー・R・ハイマン

出演:マール・オベロン メルヴィン・ダグラス バージェス・メレディス アラン・モーブレイ オリーヴ・ブレイクニー ハリー・ダヴェンポート シグ・ルーマン

★舞台はニューヨーク。精神科医を訪ねてきたジル(オベロン)は原因不明のしゃっくりに悩まされてると訴えるが、医者は“原因は夫婦生活にある”と診断。保険会社の重役の夫ラリーはジルを顧みずひたすら仕事に没頭していた。その病院でジルが知り合ったのがピアニストのセバスチャン。ラリーにイライラしていたジルはたちまちセバスチャンに惹かれていくのだが・・・。“ルビッチ・タッチ”といわれる軽妙洒脱な独特のユーモア・センスでハリウッドの黄金時代に君臨したルビッチが、自身のサイレント作品『当世女大学』(1924)をリメイクしたもの。このサイレント版は小津安二郎の『淑女は何を忘れたか』(1937)に大きな影響を与えたといわれている。

​上映日:11月21日(水)15時~、26日(月)17時~

当初上映予定だった『僕のお気に入りの女房』(別タイトル『ママのご帰還』)My Favorite Wifeは都合により上映中止となりました。ご迷惑おかけして誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承の程願います。

『君とひととき』One Hour With You(1932年 米 モノクロ 80分)

監督:エルンスト・ルビッチ ジョージ・キューカー

製作:エルンスト・ルビッチ

原作戯曲:ロタール・シュミット

脚本:サムソン・ラファエルソン

撮影:ヴィクター・ミルナー

出演:ジャネット・マクドナルド モーリス・シュヴァリエ ジュヌヴィエーヴ・トビン ローランド・ヤング ゴードン・エリオット チャールズ・ラグルス ジョセフィン・ダン

★「私の殺した男」に次ぐエルンスト・ルビッチ作品、「陽気な中尉さん」「ラヴ・パレイド」のモーリス・シュヴァリエが主演。結婚と浮気、事実と夢、現実と映画、ホントと嘘を自在に使い分ける、お洒落でご機嫌なロマンティック・コメディ。
パリっ子の粋なお医者さんアンドレ・ベルティエは美しい奥さんコレットをとっても愛している。そして至極仲睦まじく円満に暮らしているのである。ところが ある日、アンドレはタクシーの中で美しい夫人と偶然知り合いになった。その夫人と言うのは彼の愛妻コレットの親友ミッツィであることが判ったのだが…。

​上映日:11月21日(水)17時~、30日(金)15時30分~

『花婿が来た』Here Comes The Groom(1951年 米 モノクロ 114分)

監督・製作:フランク・キャプラ

原案:リーアム・オブライエン ロバート・リスキン

脚本:リーアム・オブライエン ヴァージニア・ヴァン・アップ マイルズ・コノリー

撮影:ジョージ・バーンズ

音楽監督:ジョセフ・J・リリー

作詞:ジョニー・マーサー

作曲:ホーギー・カーマイケル

出演:ビング・クロスビー ジェーン・ワイマン フランチョット・トーン ロバート・キース アレクシス・スミス ジェームズ・バートン ルイ・アームストロング

★ボストンの新聞記者ピートは、3年のパリ勤務を終え、婚約者エマデルの元へと帰る。結婚を心待ちにし、早く子供が欲しいと願っていたエマデルの願いを叶え ようと、パリで親しくなった戦争孤児2人を養子にするため一緒に連れて帰ることに。ところが、エマデルはピートを待ちきれず別の男と婚約していた。前年の 「恋は青空の下」に続いて、甘い歌声と軽妙洒脱な演技のビング・クロスビーと組んだ1作。主題歌「冷たき宵に」がアカデミー主題歌賞に輝く。

​上映日:11月19日(月)19時~、28日(水)14時45分~

『偉大なるマッギンテイ』The Great Mcginty(1940年 米 モノクロ 83分)

監督・脚本:プレストン・スタージェス

製作:ポール・ジョーンズ

撮影:ウィリアム・C・メラー

音楽:フレデリック・ホランダー

出演:ブライアン・ドンレヴィ エイキム・タミロフ ミュリエル・アンゲルス アリン・ジョスリン ウィリアム・デマレスト ルイス・ジーン・ヘイト アーサー・ホイト

★選挙で複数回投票して、候補者から賄賂をもらう不正を働いていたダン・マッギンティは、その件をきっかけに候補者から気に入られ、自ら市長に立候補。だが 当選するためには妻が必要ということを聞くや、すぐに見つけて結婚しマッギンティは当選をする。しかし、黒幕に操られ続けたマッギンティは、そのおかげで 知事にも当選するが、自分の行為に疑問を持ち始める・・・。賄賂やコネといった政治の世界の裏側を鋭く描いたアカデミー脚本賞受賞の政治風刺コメディ。

​上映日:11月22日(木)15時~、28日(水)13時~

『素晴らしき休日』Holiday(1938年 米 モノクロ 96分)

監督:ジョージ・キューカー

製作:エヴェレット・リスキン

原作:フィリップ・バリー

脚本:ドナルド・オグデン・スチュワート シドニー・バックマン

撮影:フランツ・プラナー

音楽:ロッジ・カニンガム

出演:キャサリン・ヘプバーン ケイリー・グラント ドリス・ノーラン リュー・エアーズ エドワード・エヴェレット・ホートン ヘンリー・コルカー ビニー・バーンズ ジーン・ディクソン

★旅先で知り合った女性が富豪の娘とは知らず婚約するどだが、彼女とは性格が合わずむしろ姉に惹かれていくというロマンチック・コメディ。脇役陣もそれぞれの持ち味を十分に発揮している。豪華なセットに女性を彩る華麗な衣装に、当時のアメリカの繁栄ぶりが垣間見られるのも興味深い。アカデミー賞室内装置賞にノミネートされた。

​上映日:11月22日(木)17時~、30日(金)17時~

『アダム氏とマダム』Adam's Rib(1949年 米 モノクロ 101分)

監督:ジョージ・キューカー

製作:ローレンス・ウェインガーテン

脚本:ガーソン・ケニン ルース・ゴードン

撮影:ジョージ・J・フォルシー

音楽:ミクロス・ローザ

出演:スペンサー・トレイシー キャサリン・ヘプバーン ジーン・ヘイゲン ジュディ・ホリデイ デヴィッド・ウェイン トム・イーウェル

★夫の浮気が原因で発砲騒ぎを起こした女を巡り、弁護士夫婦がそれぞれの弁護を担当する。夫は男の都合を、妻は女の権利を主張してやりあうという、ソフィストケーテッド・コメディの秀作。2人のユーモア溢れるシーンが随所に挟み込まれている。

​上映日:11月22日(木)19時~、26日(月)14時45分~

『毒薬と老嬢』Arzenic And Old Lace(1944年 米 モノクロ 118分)

監督・製作:フランク・キャプラ

原作:ジョセフ・ケッセルリング

脚本:ジュリアス・J・エプスタイン フィリップ・G・エプスタイン

撮影:ソル・ポリト

音楽:マックス・スタイナー

出演:ケイリー・グラント プリシラ・レイン ジョセフィン・ハル ジーン・アディア レイモンド・マッセイ ピーター・ローレ ジェームズ・グリーソン

★軍新婚早々の演劇評論家モーティマーは、妻と共に2人の叔母を訪ねた彼女たちは部屋を借りにきた老人を毒殺して、それが功徳になると信じていた。この家に殺人狂の男と整形外科医が転がりこんできたことからさらに大混乱となる。結局2人の叔母は精神病院送りになるという、スリラー・コメディの秀作。ケイリー・グラントが八面六臂の大活躍をしている。

​上映日:11月21日(水)19時~、29日(木)14時45分~

 

入場料:1100円均一(当日券のみ)

※2本連続鑑賞2100円 3本連続鑑賞3100円 ​

欧米クラシック・シリー㉖

コメディ映画特集

 

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