『リトル・ニモ』と80年代
テレコム・アニメーションの世界
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©はるき悦巳/家内工業舎・東宝・ユニバーサルミュージック・TMS
原作:モンキー・パンチ ©TMS
ウィンザー・マッケイによるアメリカ合衆国のコミックを原作とし、「世界水準のアニメ作品を生み出す」という藤岡豊プロデューサーの大号令の下、宮崎駿、高畑勲、出崎統、大塚康生、レイ・ブラッドベリ、メビウス、クリス・コロンバス等、多くの著名人がその製作過程に関わり平成元年(1989年)に劇場公開されるも興行的には不発に終わり、日本国内ではDVD化されることなく、現在では埋もれた存在となっている長編アニメーション映画『リトル・ニモ』。
数多くの名だたるクリエイターが関わり想像したイマジネーション溢れるその世界観は、平成の時代が終わろうとしている現在においても何ら色褪せることはありません。
今回はこの『リトル・ニモ』を公開当時の35ミリフィルムで上映するとともに、現存するパイロットフィルム2本も併せて上映致します(イベント開催時のみ)。
今特集ではこの『リトル・ニモ』だけでなく、その製作母体となったテレコム・アニメーションフィルムが80年代に生み出した傑作群の数々の中から、イタリア国営放送局との合作『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻/海底の財宝の巻』、ルパン三世人気投票で1位に輝く『ルパン三世 PART2 155話 さらば愛しきルパンよ』、そして高畑勲監督による傑作『じゃりン子チエ 劇場版』の3作品を併せてフィルムで上映(『名探偵ホームズ』はニュープリントでの上映!)するとともに、片渕須直さん(『名探偵ホームズ』脚本)、友永和秀さん、富沢信雄さん(『リトル・ニモ』アニメーション監督『ルパン三世』作画)、小田部羊一さん(『じゃりン子チエ』作画監督)ら、各作品に深くかかわった皆様をゲストにお招きしてトークイベントを開催し、当時の貴重なお話を伺います。
また、今特集に併せ、現在も倉庫に眠る『リトル・ニモ』の膨大な原画・資料類の中から数十点を厳選し、上映期間中、劇場内バースペースにて展示致します。
皆様のご来場をお待ちいたしております。
開催日程
6月30日(土)~7月8日(日)
上映作品
『リトル・ニモ』(1989 35ミリ カラー 95分)
監督:波多正美 ウィリアム・T・ハーツ
プロデューサー:藤岡豊
原作:ウィンザー・マッケイ
脚本:クリス・コロンバス リチャード・オッテン
撮影:長谷川肇
ストーリーボード:大塚康生
アニメーション監督:友永和秀 富沢信雄
美術:山本二三
コンセプト:レイ・ブラッドベリ
音楽:トーマス・チェイス スティーブ・ラッカー
主題歌:メリサ・マンチェスター
声の出演:合野琢真 大塚周夫 北村弘一 ダニー・マン 原弘子 内海賢二 石田太郎
あらすじ:向こうみずなほどに想像力あふれる、「ニモ」いう名の少年・・・・。ある夜、彼が眠りにつくと遥かなる夢の国”スランバーランド”の使者が現れた。「ニモ」は待ちに待った”スランバーランド”に招待されたのだ。忠実なペットのイカルス、かけがえのないプリンセス、いたずら者のフリップ、思慮深いジーニアス教授とともに、不思議な、幻想よりも魅惑的なファンタジーの冒険へと旅立っていく・・・。
『リトル・ニモ』パイロットフィルム(1984 DVD カラー 約4分)
原作:ウィンザー・マッケイ
監督:近藤喜文
作画監督:友永和秀
作画:富沢信雄 田中敦子 道籏義宣 植田均 遠藤正明 丸山晃一
ロジャー・アラーズ ランディ・カートライト アンディ・ギャスキル ロビン・バッド
『リトル・ニモ』パイロットフィルム(1987 DVD カラー 約11分)
原作:ウィンザー・マッケイ
監督:出崎統
作画監督:杉野昭夫
『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻、海底の財宝の巻』(1984 35ミリニュープリント カラー 48分)
製作:藤岡豊 ルチアーノ・スカッファ
監督:宮崎駿
原作:アーサー・コナン・ドイル
オリジナルアイディア・グラフィックデザイン:マルコ・パゴット ジー・パゴット
脚本:片渕須直
作画監督:近藤喜文 丹内司 友永和秀
キャラクターデザイン:近藤喜文
美術監督:山本二三
音楽:村松邦男
声の出演:柴田侊彦 富田耕生 信沢三恵子 大塚周夫 肝付兼太
あらすじ:『青い紅玉の巻』 悪漢モリアーティ教授は、怪鳥メカ・プテラノドンでロンドンを混乱に陥れ、その隙に宝石店から青い紅玉を盗み出した。だが、その宝石を何も知らぬスリのポリィがスってしまったから、さぁ大変!
『海底の財宝の巻』 海軍の潜航艇を盗み出したモリアーティ教授。彼はそれを使って海軍のライサンダー司令官の兄・ライサンダー大佐が引き上げたナポレオンの財宝を奪う計画だった。それを見抜いたホームズはワトソンとエアシップで海へ向かう・・・。
『じゃりン子チエ 劇場版』(1981 35ミリ カラー 110分)
監督:高畑勲
原作:はるき悦巳
脚本:城山昇
作画監督:小田部羊一 大塚康生
音楽:星勝
美術:山本二三
声の出演:中山千夏 西川のりお 三林京子 西川きよし 横山やすし
あらすじ:小学5年生の竹本チエは、父のテツに代わって家業のホルモン焼き屋を、ひとりできりもりしている。ある日、テツのバクチの取り立てにやってきた遊興倶楽部の社長が、座興に愛猫のアントニオをチエのネコ・小鉄にけしかけた。ところがアントニオは小鉄に破れて昇天、気落ちしてカタギのお好み焼きをはじめた社長は、鉄を用心棒に雇ってくれた。せっかくの就職だったが、縁日でチエが別居中の妻・ヨシ江と会っているのを目撃したテツは・・・。
『ルパン三世 PART2』 第155話「さらば愛しきルパンよ」(1980 16ミリ カラー 約25分)
原作:モンキー・パンチ
監修:鈴木清順
脚本:・演出:照樹務(宮崎駿)
音楽:大野雄二
キャラクターデザイン:北原健雄
作画監督:北原健雄 丹内司
声の出演:山田康雄 小林清志 増山江威子 井上真樹夫 納谷悟朗
タイムテーブル
『リトル・ニモ』
6/30(土)13時15分~【特別興行】
7/1(日)13時45分~【特別興行】
7/2(月)&4(水)16時~
7/5(木)&6(金)19時~
7/7(土)&8(日)12時~
『リトル・ニモ』パイロット版(2本連続上映)
6/30(土)13時~【特別興行】
7/1(日)13時30分~【特別興行】
『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻、海底の財宝の巻』
6/30(土)15時~【特別興行】
7/2(月)~6(金)18時~ ※7/3(火)休館
7/7(土)&8(日)11時~
『じゃりン子チエ 劇場版』
7/2(月)&4(水)19時~
7/5(木)&6(金)16時~
7/8(日)【特別興行】14時~
『ルパン三世 PART2』 第155話「さらば愛しきルパンよ」
7/1(日)13時~【特別興行】
イベント回
6月30日(土)
13時~『リトル・ニモ』パイロット版上映
13時15分~『リトル・ニモ』上映
14時50分~休憩
15時~『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻、海底の財宝の巻』上映
15時50ぷん~休憩
16時10分~トークショー ゲスト:片渕須直さん(『名探偵ホームズ』脚本)
17時50分~サイン会・撮影会
18時30分終演予定
7月1日(日)
13時~『ルパン三世 PART2』 第155話「さらば愛しきルパンよ」上映
13時30分~『リトル・ニモ』パイロット版上映
13時45分~『リトル・ニモ』上映
15時20分~休憩
15時40分~トークショー ゲスト:友永和秀さん、富沢信雄さん(『リトル・ニモ』アニメーション監督、『ルパン三世』作画)
17時10分~サイン会・撮影会
18時頃終演予定
終演後、バースペースにて友永和秀さんを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
*富沢信雄さんはお仕事の都合によりサイン会・撮影会迄のご参加となります。
7月8日(日)
14時~『じゃりン子チエ 劇場版』上映
15時50分~休憩
16時~トークショー ゲスト:小田部羊一さん(『じゃりン子チエ』作画監督)
17時30分~サイン会・撮影会あり
18時15分頃終演予定
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会予定(要別途会費)
料金
各1300円均一
※6/30の15時30分の回のみ特別料金 前売5000円 当日5500円
7/1、8のみ特別料金 前売4000円 当日4500円 懇親会費4000円(フード&指定ドリンク3杯付)
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