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欧米クラシック・シリーズ​第8弾は8月はやはり戦争映画ということで、戦中から戦後にかけて英米で制作された戦争映画を16本セレクトしてお届けします。

そのほとんどはアメリカ、イギリスの戦争プロパガンダとして製作されたものですが、豪華オールスター・キャストと巨額の制作費を投入した本物の迫力は、時代を越えて観る者を圧倒します。

今回は日本未公開作品を中心に上映、巨匠デビッド・リーンの監督デビュー作「軍旗の下に」など貴重な作品も含まれているのでどれも見逃せません。

映画ならではのスペクタクルな迫力を楽しんでいただくのはもちろんの事、きな臭い空気が漂う今日、ぜひ先人たちのメッセージをスクリーンから受け取っていただければと思います。

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!

上映期間 8月14日(月)~9月1日(金

 

 

上映作品(全作品DVD上映)

「先制攻撃」Counter-attack

(1945/米/B&W/90分)

監督:ゾルタン・コルダ 

脚本:ジョン・ハワード・ローソン 

撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ 

音楽:ルイス・グルーエンバーグ
出演:ポール・ムニ マルグリット・チャップマン ラリー・パークス

☆第二次大戦中のロシア東部戦線。ナチス将校を捕らえる任務を遂行中のロシアの落下傘兵クルコフは仲間のリサ・エレンコや8人のドイツ人兵士と共に、爆撃された建物の地下に閉じ込められてしまう。だが8人のうちの1人は下士官のふりをした将校だった。クルコフと教授と言われているナチスのミューラー伍長はお互い探りながら救助を待つ。果たしてどちらが相手を出し抜いて生き延びるのか、事態は緊迫の度を増していく。『ジャングル・ブック』のゾルタン・ゴルダが 作り上げたサスペンス溢れる戦争映画。オスカーを2度受賞しているジェームズ・ウオン・ハウのキャメラが圧巻。『サハラ戦車隊』などのジョン・ハワ-ド・ローソンが手がけた脚本は、そのスタンスがロシアびいきだと評された。後年ハリウッドを震撼させた赤狩り旋風に巻き込まれたローソンは、証言を拒否し投獄された”ハリウッド・テン”の一人として有名になった。

上映日:8/18(金)17時~、8/29(火)17時~

「ヒットラーの狂人」Hitler’s madman

(1943/米/B&W/84分)

監督:ダグラス・サーク 

製作:シーモア・ネベンザル 

原作:バート・リットン 

脚本:ペレッツ・ヒルシュバイン  メルビン・リーヴィ  ドリス・マロイ 

撮影:ジャック・グリーンハル 

音楽:カール・ハヨス

出演:パトリシア・モリソン ジョン・キャラダイン アラン・カーティス

☆1942年、ドイツ軍占領下のチェコスロバキアのリディツエ村に連合運は、一人のチェコ人レジスタンスを秘密裡に送り込んだ。彼はプラハで元恋人や昔なじみの人たちと再会する。しかし”金髪の野獣”と恐れられた占領軍司令官ラインハルト・ハイドリヒが何者かに暗殺される事件が勃発する。そして事態が一変、 ゲシュタボ本部のヒムラーは激怒しリディツエ村の破壊を命令した。村の男たちは殺され、女たちは強制収容所におくられた。ダグラス・サークのアメリカ亡命 後最初の長編。この作品は、同年、数ヶ月前に作られたラングの傑作『死刑執行人もまた死す』と奇しくも同じテーマの戦争レジスタンス映画だったことで話題を呼んだ。

上映日:8/21(月)19時~、8/31(木)15時~

「軍旗の下に」In which we serve

(1942/英/B&W/114分)

監督:ノエル・カワード、デヴィッド・リーン 

製作・脚本・音楽:ノエル・カワード 

撮影:ロナルド・ニーム 

出演:ノエル・カワード ジョン・ミルズ デリク・エルフィンストン

☆第二次大戦中の1941年5月。地中海クレタ島撤退の作戦中、複数のイギリス艦船がドイツ軍爆撃機によって撃沈された、史実に基づいて再現したドキュメンタリー・タッチのヒューマン戦争映画。製作、共同監督、脚本、音楽、主演をこなした才人にノエル・カワードは戦艦に生きる男たちの世界をダイナミックに再現しながら、乗組員それぞれに焦点を当て、戦争の悲惨な現実をリアルに描いた。共同監督でデヴィッド・リーンが監督デビューした本作は、1943年度のアカデミー作品賞、脚本賞にノミネートされた。

上映日:8/16(水)19時~、8/30(水)14時30分~

「Uボート略奪」Silver fleet

 (1950/英/B&W/88分)

監督:バーノン・スエル、ゴードン・ウエルズリー

脚本:ヴァーノン・ソーウェル  ゴードン・ウェルスリー 

撮影:アーウィン・ヒリアー 

音楽:アラン・グレイ 

出演:ラルフ・リチャードソン  グーギー・ウィザース  エスモンド・ナイト  キャスリーン・バイロン

部隊は第二次大戦中、ナチス占領下のオランダ。オランダの造船所のオーナーでカリスマ的人物レイデンは家族と従業員をを守るために、日常的にはナチスに協力的なふりをしている。一方、レイデンは17~8世紀にスペインがアメリカ大陸で発見した財宝を積んでいた”銀艦隊(silver fleet)”を乗っ取り、財宝を奪った事で英雄視されてるピート・ハインの話に着想を得て、破壊工作を企てる。

 彼はナチスを欺いて潜水艦二艘の発注を受けるという、複雑な計画を立て密かに実行していく。長い間、正当な評価をされてなかったプロパガンダ戦争映画の佳作。

上映日:8/21(月)17時~、8/30(水)17時~

「たった一人の戦い」Sailor of the king

(1953/米=英/B&W/83分)

監督:ロイ・ホールディング 

製作:フランク・マッカーシー 

原作:C・S・フォレスター 『たった一人の海賊』

脚本:ヴァレンタイン・デイヴィス 

撮影:ギルバート・テイラー 

音楽:クリフトン・パーカー

出演:ジェフリー・ハンター マイケル・レニー ウエンディ・ヒラー

☆映画はイギリス海軍大佐サーヴィルがルシンダとの逢い引きを終わらせるメモから始まる。数年後、その逢い引きがもたらしたのがイギリス系カナダ人水兵ブラウンだった。ブラウンが乗船する船は、大将になたサーヴィルによって屈強のドイツ海軍巡洋艦に対抗するため、急遽、派遣されたのだ。だが激しい闘いの末、ブラウンの船は沈没するが、ドイツ軍の軍艦にもダメージを与える。ブラウンは敵の手を逃れ、ナチスが軍艦修理のために停泊している島に身を潜める。そこでたった一人、一丁のライフルだけでドイツ軍に闘いを挑んでいく。セシル・スコット・フォレスターの小説『たった一人の海戦』をロイ・ホールディングが小気味いいスピーディな演出で魅せる戦争アクション。主演ハンターのこれが映画初主演とは思えない、エネルギッシュな演技がひときわ輝く。

上映日:8/21(月)15時~、9/1(金)17時~

「攻撃命令」The fighting rats of tobruk

 (1944/英/B&W/68分)

監督:チャールズ・ショーヴェル 

製作:チャールズ・ショーヴェル  チャールズ・マンロー 

撮影:ジョージ・ヒース

出演:グラント・テーラー ピーター・フィンチ チップス・ラファティ

☆イギリス人作家のピーター・リントンは牧場をテーマに書く小説の取材でオーストラリアにやってくる。彼はそこで牧場主のブルーイや猟師のマイロと知り合うが、時を同じくして第二次大戦が勃発。三人はアンザック軍(オーストラリア=ニュージーランド連合軍)に入隊し、北アフリカ、リビア戦線に参戦する。”砂漠の鼠”になったピーターたちのアンザック軍は、猛将ロンメルの手から激しい戦いの末、トブルクを奪取するが、全員負傷する。野戦病院で回復したピーター らは、次の戦地ギリシャに向かおうとしたが、トブルク奪還に燃えるロンメルの猛攻が始まったため、急遽トブルク死守を命じられる。圧倒的な戦力で猛攻をしかけてきたロンメル装甲部隊が怒濤のごとく押し寄せてきた。後年、ロンメルをして”砂漠の鼠”と感嘆させたアンザック兵たちの奮闘をリアルに描いた異色の戦争映画。

上映日:8/22(火)19時~、8/28(月)17時~

「フロッグメン海軍特殊工作部隊」The frogmen

(1951/米/B&W/68分)

監督:ロイド・ベーコン 

製作:サミュエル・G・エンゲル 

原作:オスカー・ミラード 

脚本:ジョン・タッカー・バトル 

撮影:ノーバート・ブロダイン 

編集:ウィリアム・レイノルズ 

音楽:ライオネル・ニューマン

出演:リチャード・ウィドマーク ダナ・アンドリュース ジェフリー・ハンター

☆太平洋戦線。ヴィンセント中佐を艦長とする駆逐艦にはローレンス少佐、下士官フラニガンと兵士クレイトンの三人が中心となる”海底破壊部隊”が乗船して作戦に従事していた。ある日、日本軍が占領し要塞化している島の”潜水艦基地爆破”の命令がフロッグメンに出される。彼らは潜水用具と爆薬を持って上陸用船艇で島に上陸する。だが、日本軍の猛反撃にあいローレンス少佐が負傷、フラニガンとクレイトンに指揮をまかされることになる。二人は任務を的確に遂行する が、ちょっとした油断から敵に襲撃され、隊に大きな危険がもたらされる。駆逐艦が日本軍の魚雷攻撃を受けたことから、さらに部隊は極度の緊迫につつまれる。海軍特殊工作員の活躍を描いた海洋戦争アクション映画。本作でアカデミー撮影賞にノミネートされたノーバート・ブロダインの鮮やかなキャメラ・ワークが印象深い。

上映日:8/22(火)17時~、9/1(金)15時~

「終りなき戦い」Undercover

(1943/英/B&W/80分)

監督:セルゲイ・ノルバンドフ 

製作:マイケル・バルコン 

脚本:モンヤ・ダニシェフスキー  ジョン・ダイトン 

撮影:ウィルキー・クーパー

出演:ジョン・クレメンツ ゴドフリー・タール マイケル・ワイルデイング

☆第二大戦中、ナチス占領下のユーゴスラビアでは各地で様々なレジスタンス活動が動き始めていた。ペトロヴィッチ兄弟の一人は山に逃げてレジスタンス運動に加わり、一人は村に残ってナチスへ抵抗していくことを決意し、それぞれが戦いの場に散っていった。第二次大戦下のヨーロッパで最も過酷で激しい戦いが展開された、ユーゴスラビアのパルチザン・ゲリラとナチスとの死闘を描いた、このアクション満載の戦争映画は、多くの戦争プロパガンダ映画の傑作を発表したイーリング・スタジオが製作した。

上映日:8/22(火)15時~、8/31(木)17時~

「不死身の軍曹」Immortal Sergeant

 (1943年/米/B&W/91分)

監督:ジョン・M・スタール 

脚本:ラマ―・トロッティ ジョン・ブロフィ

出演:ヘンリー・フォンダ、モーリン・オハラ、トーマス・ミッチェル

☆舞台は第二次大戦中の北アフリカのリビア砂漠。タフだが情け深いイギリス第八軍のケリー軍曹は、14人編成のパトロール隊を率いている。ケリー隊の伍長コリン・スペンスは引っ込み思案なカナダ人。だが砂漠で隊が道に迷ったとき、ケリーの指導と手本によって内気なスペンスが自分の殻を破る。だが砂嵐のなかで ドイツ軍の猛攻にあいケリーは戦死。生き残った兵たちはスペンス指導の下、”不死身の軍曹”(原題)から学んだ教訓を生かして、傷つきながらも安全な領地までたどりつく。スペンスの恋人ヴァレンタイン役でオハラが効果的なフラッシュバックで登場。『哀愁の湖』(’45)などの名匠スタール描出した戦争ドラマの佳作。

上映日:8/14(月)17時~、8/24(木)15時~

「最後の突撃」The Way Ahead

 (1944年/英/B&W/110分)

監督:キャロル・リード
撮影:ガイ・グリーン
音楽:ミュア・マシーソン
出演:D・ニーヴン、S・ホロウェイ

☆ドイツのヨーロッパ侵略を阻止するためにイギリスは国民軍を創設し、各地から様々な階級の青年が集められた。小隊長の指揮下に8名の兵士が北アフリカ戦線に送られることになった。激しい訓練を通して人間的なふれ合いを感動的に描いた、ドキュメンタリー・タッチの戦争映画。

上映日:8/25(金)19時~、8/29(火)14時30分~

「特殊工作員オデット」Odette

(1950/英/B&W/124分)

監督・製作:ハーバート・ウイルコックス 

脚本:ウォーレン・チェサム・ストロード 

撮影:マックス・グリーン 

音楽:アンソニー・コリンズ

出演:アンナ・ニーグル トレヴァー・ハワード ピーター・ユスチノフ

☆本作は1940年イギリスで発足した、特殊作戦執行部(SOE)の謀報員オデット・サンソムの実話を元につくられた戦争映画。彼女は’43年にドイツ軍に 捕まり死刑を宣告され、処刑のためラーフエンスブリュックの強制収容所に送られた。だが、あらゆる困難を乗り越えて彼女は生き延び、裁判で収容所の実態と看守たちの行為を裁判で証言。’46年にはジョージ十字勲章を女性で初めて受賞、存命中に受勲唯一の女性でもある。彼女が行動を共にし、戦後結婚したイギリス謀報部員ピーター・チャーチルをトレバー・ハワードが演じた。主演のニーグルが製作もかねている。

上映日:8/14(月)19時~、8/23(水)19時~

「アダノの鐘」A Bell for Adano

(1940年/米/B&W/88分)

監督:ガーソン・カニン 

製作:ルイス・D・ライトン  ラマー・トロッティ 

原作:ジョン・ハーシー 『アダノの鐘』

脚本:ラマー・トロッティ  ノーマン・ライリー・レイン 

撮影:ジョセフ・ラシェル 

音楽:アルフレッド・ニューマン

出演:ジーン・ティアニー ジョン・ホディアック ウィリアム・ベンデックス

☆第二次大戦シチリア侵攻中、戦争でボロボロになった町アダノに平和を取り戻す任務を与えられたイタリア系アメリカ人ジョッポロ少佐の物語。タイトルは開戦 直後、溶かして弾薬を作るためにファシストが町から略奪した、700年の歴史ある町のシンボルの古い鐘の代わりを取り付けようとしたことにちなむ。実話に基づいて作られたこの映画は、懸命に行動して町の人々の信頼と愛情を勝ちとって行くジョッポロ少佐の姿を、ヒューマニティックに描いて感動を呼ぶ。原作は 1944年にピューリッツアー賞を受賞したジョン・ハーシーの同名小説で’49年に日本でも翻訳出版されている。映画と同年ブロードウェイの舞台でも上演された。

上映日:8/15(火)17時~、8/23(水)15時~

「カレー大空襲」Tonight We Raid Calais

 (1943/米/B&W/70分)

監督:ジョン・ブラーム 

製作:アンドレ・デーヴン 

製作総指揮:ウィリアム・ゲッツ 

脚本:ウォルド・ソルト 

撮影:ルシアン・バラード 

音楽:シリル・J・モックリッジ  エミール・ニューマン

出演:アナベラ ジョン・スタットン リー・J・コップ

☆イギリス情報部は、ドイツ軍が占領下のフランスで爆弾を作っている軍需工場破壊作戦のため、ゲリラ隊員カーターを単独で送り込んだ。カーターは愛国心の強い農夫ボナールの強力を取り付ける。ボナールはフランスが陥落した責任は、イギリス軍にあると信じている娘オデットに反対されつつ、軍需工場の近くに住んでいた。一家の息子のふりをして、一緒に暮らすカーターに対して娘の態度は軟化していく。しかし、カーターに協力して家族が危険にさらされる恐怖に次第に堪えきれず、ボナールはカーターをナチスに密告してしまう。『イングロリアス・バスターズ』製作前、タランティーノ監督が『大脱走』等と共に選んだ5本の第二次大戦ドラマの内の1本に選ばれた事で脚光を浴びた。『真夜中のカーボーイ』等、オスカーを受賞しているウォルド・ソルトの見事な脚本を、『謎の下宿人』のフィルム・ノワールで知られるジョン・ブラームが演出した佳作。

上映日:8/16(水)17時~、8/25(金)17時~

「駆逐艦ジョーンズ 」Destroyer

(1943年/米/B&W/99分)

監督:ウイリアム・A・サイター 

製作:ルイス・F・エデルマン 

原案:フランク・ウィード 

脚本:フランク・ウィード  ルイス・メルツァー  ボーデン・チェイス 

撮影:フランツ・プラナー 

編集:ジーン・ハヴリック 

音楽:アンソニー・コリンズ

出演:エドワード・G・ロビンソン グレン・フォード マルグリータ・チャップマン

☆1943年。退役していたスティーヴ・ボレスラフスキーは第一次大戦時、敵の攻爆で沈没したアメリカ海軍の駆逐艦ジョンPジョーンズの新艦完成にともない、かつて勤務した掌帆長の階級で再入隊を果たす。艦は最初の海上試運転での不手際で、郵便船の業務に変更させられるが、やがて日本軍の潜水艦に狙われ魚雷攻撃を受けてしまう。あわや沈没の危機が迫った時に船長と乗組員が一体になって駆逐艦を救いだす作業に取り組みだし、潜水艦との熾烈な戦いに突入して行 く。大戦の最中に作られた戦争プロパガンダ映画。

上映日:8/17(木)19時~、8/24(木)17時~

「護衛船団」Convoy 

(1940年/英/B&W/90分)

監督:ペン・テニソン 

製作:マイケル・バルコン 

脚本:パトリック・カーワン  ペン・テニソン 

音楽:アーネスト・アーヴィング

出演:クライヴ・ブロック ジョン・クレメンツ エドワード・チャップマン

☆イギリス海軍に入隊したクランフォード中尉は、戦争が勃発し運搬船の護衛任務に就くまでは、プレイボーイのスポーツマンの生活を謳歌していた。運搬船はイギリスがナチスの脅威を撃退するため、戦争必需品を供給する流通の重要な一端を担っていた。ある時一隻のドイツのUボートがクランフォード中尉護送船団に攻撃を仕掛けて来た。護送船団の追いつ追われつの闘いの火花がきっておとされた。作品公開後、飛行機の墜落事故で亡くなったペン・テニソンの遺作。

上映日:8/18(金)19時~、8/23(水)17時~

「レッドボール作戦」Red Ball Express

(1953年/米/カラー/83分)

監督:バット・ベティカー 

製作:アーロン・ローゼンバーグ 

脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ 

撮影:モーリー・ガーツマン 

編集:エドワード・カーティス

出演:ジェフ・チャンドラー アレックス・ニコル チャールズ・ドレイク シドニー・ポワチエ

☆1944年8月、フランス侵攻が進む中パットンの第3軍は、パリに向かって前進していたが弾薬などの備品不足のため供給が受けられなくなってしまう。そこで連合軍司令部は急遽、特別に選ばれた軍用トラックルートを切り開いた。この危険な急行貨物トラック作戦”レッドボール・エクスプレス”の運転手の75% は黒人で占められ、行く手にはドイツ軍の執拗な反撃をはじめ過酷な任務が待ち構えていた。ランドルフ・スコット主演の一連の西部劇で名高いベティカーが史実を忠実に再現して作り上げた、見どころたっぷりの戦争アクション。

上映日:8/17(木)17時~、8/25(金)15時~

「怒りの海」The Cruel Sea

(1953年/英/B&W/126分)

監督:チャールス・フレンド 

製作:レスリー・ノーマン 

原作:ニコラス・モンサラット 

脚本:エリック・アンブラー 

撮影:ゴードン・ダインズ 

音楽:アラン・ロウソーン

出演:ジャック・ホーキンス ドナルド・シンディン ジョン・ストラットン

☆1939年、大戦が始まりイギリス海軍の船団護衛用コルヴェット艦コンパス・ローズ号は、輸送貨物船の船長として経験豊かなエリクソン少佐を船長に迎え て、日夜激しい訓練を開始した。ロックハート大尉をはじめ乗組員たちの大半がこの任務は無経験だった。最初の任務で一同は、荒れ狂う海に翻弄されるが、回を重ねるごとに熟練して来た。そして’40年5月ダンケルクの悲劇が起った。真っ先に現場に到着したコンパス・ローズ号は、イギリスに脱出する将兵を満載にした商船がドイツ軍に雷撃されるのを発見し、彼らを救い出す。その後、アイスランド沖を哨戒中ローズ号はUボートに雷撃されついに沈没する。ゴムボートで脱出したエリクソ以下11人の乗組員は、翌日、奇跡的に救助された。やがてエリクソンは新造フリゲート艦の艦長に任命され、ロックハートを副官に任命して新たな闘いへ挑んでいく。ニコラス・モンサラットの戦記を基に作られたイギリス版戦意高揚映画。

上映日:8/15(火)19時~、8/24(木)19時~、8/28(月)14時30分~

 

入場料:1100円均一(当日券のみ)

※2本連続鑑賞2100円 3本連続鑑賞3100円 

欧米クラシック・シリーズ⑧

戦争映画特集

 

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