欧米クラシック・シリーズ第57弾は1940年代から60年代にかけて、ミュージカルや陽性のエンターテインメント作品に腕を奮った名匠ジョージ・シドニーの特集です。

娯楽映画一筋のキャリアは、あまり作家性を感じさせないせいか、映画マニアからの高い評価の声はありませんが、ハリウッドミュージカル隆盛時代の一翼を担った監督であることは間違いありません。

50そこそこでキャリアをクローズさせた潔さも含め、今一度脚光を浴びるにふさわしい監督と考え、今回、初期から全盛時までの代表作6本を取り揃えました。

さらにスニークプレビューで2本お楽しみいただきます。

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!

 

 

 


 

ジョージ・シドニー  George Sidney(1916年10月4日 - 2002年5月5日)

ニューヨーク州ロングアイランド出身。父親は舞台プロデューサー、母親は女優の芸能界一家に生まれる。子役を経て10代でMGMに入社。メッセンジャーボーイを振り出しに努力を続け、1937年に監督デビューを果たす。その後「錨を上げて」、「三銃士」、「アニーよ銃をとれ」、「キス・ミー・ケイト」、「ショー・ボート」などのミュージカル映画の名作を手掛けた。MGMを退社してフリーとなってからも「バイ・バイ・バーディ」、「愛情物語」、「ラスベガス万才」などの名作を生み出し1967年の「心を繋ぐ6ペンス 」を最後に引退。一方監督業の傍らでは1951年から1959年まで映画監督協会会長、ラジオ・テレビ界と合併した米監督協会でも1961年から1967年まで会長を務め、1998年に初の同協会会長賞を受賞ている。近年は映画祭などに顔を出して元気な姿を示していたが2002年、リンパ腫による合併症が原因でネヴァダ州ラスベガスで死去。享年85。

 

 

 

 

 

上映期間 4月5日(月)~9日(金)

上映作品(全作品・DVD上映)

『勝利への出撃』PILOT #5(1943年/米/B&W/71分)

監督:ジョージ・シドニー

脚本:デヴィッド・ハーツ

撮影:ポール・ヴォーゲル

音楽:レニー・ヘイトン

出演:フランチョット・トーン マーシャ・ハント ジーン・ケリー ヴァン・ジョンソン アラン・バクスター ディック・シモンズ スティーヴン・ジェレイ フランク・パグリア

★真珠湾攻撃後の1942年のジャワ島。連合軍兵士の小さなグループは連日、日本軍による空爆を受けていた。戦闘機に乗り込み敵を爆撃する機会をひたすら待つ5人の操縦士。オランダ人司令官は沖合に停泊する日本軍の空母に、200キロを越える爆弾投下の任務をジョージ・コリンズを任命した。爆撃機の飛行中、司令官は他の操縦士にジョージのことを話してくれと頼む。仲間たちは彼の立身出世の歩みを詳しく語り始める。法学を学んだ優秀な学生から州知事の腐敗組織に巻き込まれ、経験を経て必死の努力で名誉を回復した経緯が、自身と長年の恋人フレディの視点からフラッシュ・バックで語られていく。日本軍の空爆用に使用された爆撃機は、アメリカ陸軍航空隊の迎撃機として使用されたリパブリック P-43ランサー。傍役ヴィト・アレッサンドロ役のジーン・ケリーが好演するこの作品は、製作費を大幅に越えるボックス・オフィスを記録した事で公開当時、話題になる。

 上映日:4月7日(水)19時~、9日(金)19時~

『ハーヴェイ・ガールズ』The Harvey Girls(1946年/米/カラー/101分)

監督:ジョージ・シドニー

製作:アーサー・フリード

原作:サミュエル・ホプキンス・アダムス

原案:エリノア・グリフィン ウィリアム・ランキン

脚本:エドモンド・ベロイン ハリー・クレイン ナサニエル・カーティス ジェームズ・オハンロン サムソン・ラファエルソン

撮影:ジョージ・フォルシー

音楽:ジョニー・マーサー ハリー・ウォーレン レニー・ヘイトン

出演:ジュディ・ガーランド ジョン・ホディアク レイ・ボルジャー プレストン・フォスター ヴァージニア・オブライエン アンジェラ・ランズベリー マージョリー・メイン チル・ウィルス ケニー・ベイカー セレナ・ロイル シド・チャリシー

★1880年代の無法地帯に文明を持ち込んだレストラン・チェーンと”アルハンブラ酒場”との対立を背景にガーランドが歌う。線路を敷き、蒸気機関車を走らせる豪華なセットも見所のひとつ。On The Atchison, Topeka and Santa Fe"がアカデミー賞主題歌賞を受賞。

 上映日:4月7日(水)17時~、9日(金)17時~

『世紀の女王』Bathing Beauty(1949年/米/カラー/101分)

監督:ジョージ・シドニー

製作:ジャック・カミングス

原作:ケネス・アール M・M・マッセルマン カーティス・ケニヨン

脚本:ドロシー・キングスレイ アレン・ボレッツ フランク・ウォルドマン

撮影:ハリー・ストラドリング

音楽:ジョニー・グリーン

出演:エスター・ウィリアムズ レッド・スケルトン ベイジル・ラスボーン エセル・スミス ザヴィエル・クーガ リナ・ロメイ ジャニス・ペイジ ビル・グッドウィン ジーン・ポーター ナナ・ブライアント 

★引退を決心しているブロードウェイの流行作曲家を引き留めるために、ショーのプロデューサーが、彼と大学の水泳教師との結婚を妨害しようとする。しかし、最後にはお互いの誤解が解けて豪華な水中レヴュー・ショーが繰り広げられる。エスター・ウィリアムズの出世作。ハリー・ジェイムズ楽団をバックに歌と曲もたっぷり楽しめる。

上映日:4月5日(月)19時~、8日(木)19時~

『ショウ・ボート』Show Boat(1951年/米/カラー/108分)

監督:ジョージ・シドニー

製作:アーサー・フリード

原作:エドナ・ファーバー

脚本:ジョン・リー・メイヒン ジャック・マッゴーワン ジョージ・ウェルズ

撮影:チャールズ・ロッシャー

音楽:オスカー・ハマースタイン二世 ジェローム・カーン

出演:キャスリン・グレイソン ハワード・キール エヴァ・ガードナー ジョー・E・ブラウン アグネス・ムーアヘッド ロバート・スターリング ウィリアム・ウォーフィールド マージ・チャンピオン ガワー・チャンピオン リーフ・エリクソン

★エドナ・ファーバー女史のベストセラー小説の3度目の映画化で、ミシシッピ川に浮かぶショウボートを舞台に繰り広げられる人間ドラマを描いたミュージカル。エヴァ・ガードナーの妖艶な姿と歌も見せ場のひとつと言えようか。

上映日:4月5日(月)17時~、8日(木)17時~

 

『血闘(スカラムーシュ)』Scaramouche(1952年/米/カラー/118分)

監督:ジョージ・シドニー

製作:ケイリー・ウィルソン

原作:ラファエル・サバティーニ

脚本:ロナルド・ミラー ジョージ・フローシェル

撮影:チャールズ・ロッシャー

音楽:ヴィクター・ヤング

出演:スチュワート・グレンジャー メル・ファーラー ジャネット・リー エリノア・パーカー ヘンリー・ウィルコクソン ルイス・ストーン ニナ・フォック リチャード・アンダーソン ジョン・デナー

★サバティーニの小説の映画化。フランス革命前のパリを舞台に、親友を殺された青年が道化役者スカラムーシュに扮して地下に潜り、復讐を誓う。派手な剣戟シーンに、伯爵令嬢、旅回りの女優との愛も描かれ、一級の娯楽作品に仕上がっている。

 上映日:4月7日(水)14時45分~、9日(金)14時45分~

『悲恋の王女エリザベス』Young Bess(1953年/米/カラー/112分)

監督:ジョージ・シドニー

製作:シドニー・フランクリン

原作:マーガレット・アーウィン

脚本:ジャン・ラスティグ アーサー・ウィンペリス

撮影:チャールズ・ロッシャー

音楽:ミクロス・ローザ

出演:チャールズ・ロートン ジーン・シモンズ スチュワート・グレンジャー デボラ・カー セシル・ケラウェイ レオ・G・キャロル ケイ・ウォルシュ キャスリーン・バイロン

★国王ヘンリー八世とアン・ブーリンとの間に1533年に生まれた王女エリザベスは、ヤング・ベスと呼ばれ父親からも愛されて将来の英国女王と約束されていた。だが、母親のアンが姦通罪で処刑された事からベスは、忠実な召使アシュレイ夫人とともにハートフィールドに追いやられた。その後ヘンリー八世は次々に妃を替え、その度にベスは王宮に呼ばれたり、追われたりした。だが、新しい王妃キャサリーンを迎えた時、ベスを王宮に呼び戻すために使者に立ったのはシーマー提督だった。その時ベスは、14歳。彼女はシーマーに密かな恋心を抱きはじめた。キャサリーンはベスにとって優しい継母だったが、ヘンリー八世が病に倒れた事から時代は一気に、混乱と激動の中に突き進んでいく。若きエリザベス一世を演じたジーン・シモンズほかの圧倒的な好演。また、見事な物語構成でスケール豊かに作られた、第一級のエンターテインメント史劇。

上映日:4月5日(月)14時45分~、8日(木)14時45分~

 

 

 スニークプレビュー

上映日:4月7日(水)12時45分~、8日(木)12時45分~

 

 

 

 

入場料:1300円均一(当日券のみ)

※2本連続鑑賞2400円 3本連続鑑賞3500円 4本連続鑑賞4500円

欧米クラシック・シリーズ57

ジョージ・シドニー監督特集

 

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