アニメ美術監督の第一人者
中村隆美術監督特集
©ママレード/メディアファクトリー・テレビ朝日・シンエイ・ADK
©2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会
©宮西達也/ポプラ社・おまえうまそうだな製作委員会
©本郷みつる/アセンション
©KOKOSAKE PROJECT
日本アニメの美術監督として、「ドラえもん」シリーズや、「クレヨンしんちゃん」シリーズなどのヒット作はもとより、国内外でも評価の高い「河童のクゥと夏休み」、「カラフル」などの原恵一監督作品などで、その堅実な仕事ぶりが業界内やファンからも支持された中村隆さん。
今回、中村隆美術監督の代表作5作品をトークイベント付きで上映する「中村隆美術監督特集」を開催する運びとなりました。
上映作品関係者の皆様をゲストにお迎えして、多角的に中村隆美術監督のクリエーターとしての素養、キャリアを振り返るとともに、日本アニメの歴史や未来への展望を語り合っていただく予定です。
日本アニメならではのきめ細やかな表現力、それを具現化し、下支えするアニメ美術のクオリティの高さを、この機会に是非再確認下さい!
開催期間:
6月25日(土)~7月10日(日)
上映作品:
『映画 あたしンち』(2003年/35ミリ/カラー/90分)
監督:やすみ哲夫
原作:けらえいこ
作画監督:大武正枝
美術監督:沢登由香
撮影監督:箭内光一
編集:小島俊彦
背景:中村隆
あらすじ:世間の常識とは無縁に生きるたくましい母の行動に振り回されっぱなしの、いつもと変わらぬタチバナ家。ところがある雨の日、歩道橋で足を滑らせたみかんと母が頭をぶつけてしまう。しかもその瞬間、雷が2人を直撃。すると、信じられないことにみかんの体と母の体が入れ替わってしまった。ユズヒコと父は呆然。とりあえず、みかんになった母はみかんの代わりに登校するが、案の定大暴走。一方、母になったみかんも母の体を持て余し、慣れない家事に右往左往。そしてこんなときに、よりによって高校生活最大のイベント、修学旅行がやって来た・・・。
『河童のクゥと夏休み』(2007年/35ミリ/カラー/138分)
監督・脚本:原恵一
原作:木暮正夫
キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎
美術監督:中村隆
色彩設計:野中幸子
撮影監督:箭内光一
編集:小島俊彦
音響監督:大熊昭
制作デスク :長南佳志
プロデューサー:茂木仁史
音楽:若草恵
声の出演:冨沢風斗 横川貴大 田中直樹 西田尚美 なぎら健壱 ゴリ 松元環季 植松夏希
あらすじ:夏休みを心待ちにしていた小学生の上原康一は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。康一によってクゥと名付けられたその河童は、康一たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意しながら一緒に暮し始める。そんなある日、康一はクゥを仲間のところに帰してあげようと、河童伝説の残る遠野へ、クゥを連れてはじめての一人旅に向かうのだが・・・。
『おまえうまそうだな』(2010年/35ミリ/カラー/89分)
原作:宮西達也
キャラクターデザイン:柳田義明
総作画監督:柳田義明
美術監督:中村隆
撮影監督:斎藤秋男
背景:岡部真由美 森尾麻紀 他
編集:佐野由里子
音楽:寺嶋民哉
声の出演:原田知世 加藤清史郎 山口勝平 別所哲也 折笠富美子
あらすじ:ある日、草食恐竜のお母さんは川から流れてきた卵を見つけて、自分の産んだ卵と一緒に育てることに。ところが、生まれたのは恐ろしい肉食恐竜ティラノサウルスの赤ちゃんだった。そうとは知らないお母さんは、彼をハートと名付けて自分の赤ちゃんと一緒に大切に育てる。しかしやがて、自分が肉食恐竜であることを知ったハートは、群れを出て、一人で生きていくことに。そんなある日、ハートはころがっていた卵がかえる瞬間に出くわす。生まれたばかりの草食恐竜の赤ちゃんを見て思わず“おまえうまそうだな”とつぶやくハート。ところが、赤ちゃんはハートをお父さんと勘違いし、自分を“ウマソウ”という名前で呼んだのだと思い込む。すっかりウマソウになつかれてしまい、食べることができなくなったばかりか、一緒に旅をするハメになるハートだったが・・・。
『キズナ 一撃 』(2010年/DVD/カラー/25分)
監督・脚本:本郷みつる
キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎
音楽:浜口史郎
プロデューサー:茂木仁史
声の出演:安野希世乃 藤原啓治 てらそままさき 紗ゆり 葉山いくみ 小山力也
あらすじ:轟キズナは13歳の女子中学生。武道一家に育ったキズナは10年連覇の世界格闘技チャンピオンに挑み、轍柔拳流(わだちじゅうけんりゅう)で軽く倒して賞金をゲットした。だが、手違いにより優勝は取り消され、賞金1億円はキズナを倒した者に払われる事となった。世界中から腕自慢達がキズナとの対戦にやって来た。平和だった轟一家の庭は格闘会場となる。果たしてキズナは勝ち続けられるのか!?
『心が叫びたがってるんだ。』(2015年/BD/カラー/119分)
原作:超平和バスターズ
監督:長井龍雪
脚本:岡田麿里
キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀
音楽:ミト(クラムボン)、横山 克
美術監督 中村 隆
声の出演:水瀬いのり 内山昂輝 雨宮天 細谷佳正 他
あらすじ:幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。
担任の思惑によって、交流会の出し物はミュージカルに決定するが、クラスの誰も乗り気ではない様子。しかし拓実だけは、「もしかして歌いたかったりする?」と順の気持ちに気づいていたが、順は言い出せずにいた。
そして、だんまり女にミュージカルなんて出来るはずがないと、揉める仲間たち。自分のせいで揉めてしまう姿を見て順は思わず「わたしは歌うよ!」と声に出していた。
タイムテーブル:
『心が叫びたがってるんだ。』
6月25日(土)&26日(日)14時~【両日共特別興行】
6月27日(月)~7月1日(金)18時30分~
『おまえうまそうだな』
6月27日(月)~7月1日(金)16時45分~
7月2日(土)14時30分~【特別興行】
7月3日(日)12時15分~
『映画 あたしンち』
7月2日(土)12時15分~
7月3日(日)14時30分~【特別興行】
7月4日(月)~8日(金)15時~
『キズナ 一撃 』&
『河童のクゥと夏休み』(2本立て)
7月4日(月)~8日(金)17時~
7月9日(土)&10日(日)13時~【特別興行】
イベント回
6月25日(土)
14時~『心が叫びたがってるんだ。』上映
16時~休憩
16時10分~トークショー ゲスト:田中将賀総作画監督
17時10分~サイン会
17時50分頃終演予定
6月26日(日)
14時~『心が叫びたがってるんだ。』上映
16時~休憩
16時10分~トークショー ゲスト:長井龍雪監督
17時10分~サイン会
17時50分頃終演予定
7月2日(土)
14時30分~『おまえうまそうだな』上映
16時~休憩
16時15分~トークショー ゲスト:岡部真由美さん 森尾麻紀さん
17時45分~サイン会・撮影会
18時20分頃終演予定
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
7月3日(日)
14時30分~『映画 あたしンち』上映
16時~休憩
16時15分~トークショー ゲスト:箕輪克彦支配人
17時45分~サイン会・撮影会
18時20分頃終演予定
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
7月9日(土)
13時~『キズナ一撃』上映
13時25分~休憩
13時35分~『河童のクゥと夏休み』上映
13時55分~休憩
16時05分~トークショー ゲスト:末吉裕一郎作画監督 茂木仁史プロデューサー
17時30分~サイン会・撮影会
18時10分頃終演予定
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
7月10日(日)
13時~『キズナ一撃』上映
13時25分~休憩
13時35分~『河童のクゥと夏休み』上映
13時55分~休憩
16時05分~トークショー ゲスト:横川貴大さん 長南佳志さん
17時20分~サイン会・撮影会
18時10分頃終演予定
終演後、バースペースにてゲストを囲んでの懇親会あり(要別途会費)
※やむを得ぬ事情で、当初発表のゲストと料金が7/9と7/10で入れ替わりました。お詫び申し上げると共に、くれぐれもお間違えなきようお願い申し上げます。
料金:一般1500円 学生800円
6/25&26『心が叫びたがってるんだ。』のみ特別料金 前売6000円 当日6500円
7/2『おまえうまそうだな』&7/3『映画 あたしンち』&7/10『キズナ 一撃 』&『河童のクゥと夏休み』のみ特別料金 前売3500円 当日4000円 懇親会費4000円
7/9『キズナ 一撃 』&『河童のクゥと夏休み』のみ特別料金 前売5000円 当日5500円 懇親会費4000円
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