欧米クラシック・シリーズ第61弾は欧米クラシック・シリーズ史上、最高の動員記録を未だ維持しているフレッド・アステア特集、5年ぶりのリバイバルです。
ダンスミュージカルの神様とも言える大スター、フレッド・アステアの出演作を12本セレクトしてお届けします。
華麗なタップと歌声で浮世の憂さを忘れさせてくれるアステア、そのデビュー時から円熟の50年代前半までの作品を、たっぷりとお楽しみ下さい!
例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい!!
☆フレッド・アステア Fred Astaire
アメリカ・ネブラスカ州出身。
幼少時からダンスに親しみ、17歳でブロードウェイに立つ。
22歳の時に舞台「バンド・ワゴン」を大ヒットさせ、後にハリウッド進出を果たす。
MGM「ダンシング・レディ」でスクリーンデビューを飾った後、RKOでジンジャー・ロジャースとのコンビでダンス映画のヒット作を連打。
戦後はMGMで「イースター・パレード」など豪華絢爛なカラーミュージカルに出演、ジーン・ケリーと共にスタジオを支えた。
上映期間 8月30日(月)~9月10日(金)
上映作品(全作品DVD上映)
『空中レヴュー時代』Flying down to Rio (1933年/米/B&W/89分)
監督:ソーントン・フリーランド
原作:ルイ・ブロック
脚本:シリル・ヒューム H・W・ハネマン アーウィン・ゲルシー
撮影:J・ロイ・ハント
出演:ドロレス・デル・リオ ジンジャー・ロジャース フレッド・アステア ジーン・レイモンド
☆南米リオを舞台に富豪のひとり娘を巡って、彼女の婚約者とバンドリーダーがからむ三角関係が陽気に展開するミュージカルで、アステア&ロジャースの初コンビ作品。「キャリオカ」に合わせてタップを踏む2人、複葉機の翼の上で繰り広げられるレヴューはまさに圧巻である。
上映日:9/3(金)19時~、9/10(金)19時~
『ダンシング・レディ』Dancing Lady(1933年/米/B&W/94分)
監督:ロバート・Z・レオナード
撮影:オリヴァー・マーシュ
音楽:ルイス・シルヴァース
出演:ジョーン・クロフォード クラーク・ゲイブル フレッド・アステア メイ・ロブソン フランチョット・トーン イヴ・アーデン
☆富豪のトッドから助けられ、レヴューの監督、パッチ一座のコーラスガールになったジェニーが、トッドの妨害を乗り越えてパッチと結ばれるまでを描いたミュージカルの傑作。クライマックスのレヴュー・シーンで見事なタップを見せてくれる、アステアのデヴュー作品でもある。
上映日:9/2(木)19時~、9/9(木)19時~
『ロバータ』Roberta(1935年/米/B&W/106分)
監督:ウィリアム・A・サイター
出演:アイリーン・ダン フレッド・アステア ジンジャー・ロジャース ランドルフ・スコット ヘレン・ウェストリー ルシル・ボール
☆小説「ロバータのガウン」を脚色したブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品。パリの洋装店”ロバータ”を舞台に繰り広げられる恋愛模様を描いている。振付はアステア自身があたり、「煙が眼にしみる」「Lovely to Look at」の名曲がこの映画から生まれた。
上映日:9/1(水)19時~、9/8(水)19時~
『踊る騎士』A Damsel in Distress (1937年/米/B&W/100分)
監督:ジョージ・スティーヴンス
原作:P・G・ウォードハウス
脚本:P・G・ウォードハウス アーネスト・パガノ S・K・ローレン
撮影:ジョセフ・オーガスト
出演:フレッド・アステア ジョージ・バーンズ グレイシー・アレン ジョーン・フォンテイン レジナルド・ガーディナー
☆イギリスの片田舎の城を舞台に、貴族の令嬢とアメリカのダンサーの道ならぬ恋を描いている。アステアがドラムをたたきながら踊り、バーンズとアレン夫妻による息の合ったコンビ、遊園地で繰り広げられる数々のシーンと見どころたっぷりのミュージカル。「踊らん哉」に続いてジョージ・ガーシュインが曲を手掛けている。ハーミズ・パンがアカデミー賞ダンス音楽賞を受賞した。
上映日:8/30(月)15時~、9/6(月)15時~
『踊るニューヨーク』Broadway Melody of 1940 (1940年/米/B&W/104分)
監督:ノーマン・タウログ
音楽:コール・ポーター ロジャー・イーデンス アルフレッド・ニューマン
出演:フレッド・アステア エリノア・パウエル ジョージ・マーフィ
☆ニューヨークの場末で踊る2人の男が、様々な行き違いを経て花形ダンサーの相手役として踊り、舞台が成功するまで。アステアとパウエルがコンビを組んだ唯一の作品で、全編にコール・ポーターの名曲が流れている。”ビギン・ザ・ビギン”が秀逸。鏡を敷きつめた巨大なセットは豪華絢爛たるものである。
上映日:9/1(水)15時~、9/8(水)15時~
『スイング・ホテル』Holiday Inn (1942年/米/B&W/101分)
監督・製作:マーク・サンドリッチ
原作:エルマー・ライス
脚本:クロード・ビニヨン
撮影:デヴィッド・エイベル
出演:ビング・クロスビー フレッド・アステア マージョリー・レイノルズ ヴァージニア・デイル ウォルター・エイブル
☆ブロードウェイの芸人ジムは恋人のライラを相棒のダンサー、テッドに奪われてしまったため田舎の農場に引っ込むが、エンターテイナーの夢を捨てきれずに巨大な館を休日のみ開くクラブ「ホリデイ・イン」に改装する。クロスビーが唄う「ホワイト・クリスマス」がアカデミー賞主題歌賞を受賞。アステアの見所は爆竹を鳴らしながら踊るシーンか。
上映日:9/2(木)15時~、9/9(木)15時~
『ヨランダと盗賊』Yolanda And The Thief (1945年/米/カラー/108分)
監督:ヴィンセント・ミネリ
製作:アーサー・フリード
撮影:チャールズ・ロッシャー
音楽監督:レニー・ヘイトン
出演:フレッド・アステア ルシル・ブレマー フランク・モーガン
☆詐欺師のジョニーと相棒のビクターは、修道女のヨランダが莫大な財産を相続することになったことを旅の途中で知る。ジョニーが自分を護ってくれる天使だと思い込んだヨランダから2人は見事に金を騙し取るのだが・・・・。豪華なセットをバックにアステアとブレマーが歌い踊り、アステアはハープまで披露する。
上映日:9/3(金)15時~、9/10(金)15時~
『ジーグフェルド・フォリーズ』Ziegfeld Follies (1946年/米/カラー/110分)
監督:ヴィンセント・ミネリ
製作:アーサー・フリード
撮影:ジョージ・フォルシー チャールズ・ロッシャー ウィリアム・フェラーリ
出演:ウィリアム・パウエル ジュディ・ガーランド ルシル・ボール フレッド・アステア ファニー・ブライス レナ・ホーン レッド・スケルトン ヴィクター・ムーア ヴァージニア・オブライエン シド・チャリシー ジーン・ケリー
☆ブロードウェイの名プロデューサー、ジーグフェルドの栄光を称えて、彼の手がけたミュージカルやバラエティの数々を、MGMのスターたちが総出演して回想するという豪華絢爛たるレヴュー映画。水中バレーや喜劇、歌やダンスがたっぷり楽しめる。
上映日:9/3(金)17時~、9/10(金)17時~
『ブルー・スカイ』Blue Skies (1946年/米/カラー/104分)
監督:スチュアート・ヘイスラー
製作:ソル・C・シーゲル
原案:アーヴィング・バーリン
脚本:アーサー・シークマン
脚色:アラン・スコット
特殊効果:ゴードン・ジェニングス
出演:ビング・クロスビー フレッド・アステア ジョーン・コールフィールド ビリー・デ・ウルフ オルガ・サン・ファン
☆クロスビー、アステアによるアーヴィング・バーリンの音楽を散りばめたミュージカル。物語はラジオ放送で昔話ををするアステアの回想で進行する。見所はアステアのダンスにクロスビーの歌か。アカデミー賞主題歌賞ノミネート作品。
上映日:9/2(木)17時~、9/9(木)17時~
『ブロードウェイのバークレー夫妻』The Barkleys of Broadway (1949年/米/カラー/109分)
監督:チャールズ・ウォルターズ
製作:アーサー・フリード
撮影:ハリー・ストラドリング
音楽:アイラ・ガーシュウィン レニー・ヘイトン ハリー・ウォーレン
出演:フレッド・アステア ジンジャー・ロジャース オスカー・レヴァント ビリー・バーク
☆喧嘩をしながらも仲のいいブロードウェイの人気者、ジョシュとダイナのバークレー夫妻の愛を描いたミュージカルの傑作。30年代に数々のヒット作を送り出したアステア・ロジャースのコンビが10年振りに再び夢の共演を果たし、息の合ったダンスを見せてくれる。
上映日:9/1(水)17時~、9/8(水)17時~
『土曜は貴方に』Three Little Words (1950年/米/カラー/102分)
監督:リチャード・ソープ
製作:ジャック・カミングス
脚本:ジョージ・ウェルズ
撮影:ハリー・ジャクソン
音楽:アンドレ・プレヴィン
出演:フレッド・アステア レッド・スケルトン アーレン・ダール ヴェラ=エレン キーナン・ウィン グロリア・デ・ヘイヴン デビー・レイノルズ
☆20年代にチームを組んで活躍した、魔術を操るダンサーのバート・カルマーと野球狂の作曲家ハリー・ルビーの挫折と成功を描いたミュージカル。アステアとヴェラ・エレンの息の合ったダンスも見所か。アステアはこの映画でゴールデン・グローブの男優賞を受賞した。
上映日:8/30(月)17時~、9/6(月)17時~
『ベル・オブ・ニューヨーク』The Belle of New York (1952年/米/カラー/82分)
監督:チャールズ・ウォルターズ
製作:アーサー・フリード
原作戯曲:ヒュー・モートン
翻案:チェスター・アースキン
撮影:ロバート・プランク
音楽:ハリー・ウォーレン
出演:フレッド・アステア ヴェラ=エレン マージョリー・メイン キーナン・ウィン アリス・ピアース クリントン・サンドバーグ
☆プレイボーイに扮したアステアが社会福祉活動をするヴェラ=エレンに恋をして、あの手この手で彼女に近づこうとする。アステアが砂を撒いて踊る「I Wanna Be Dancin' Man」や、空中でのダンス・シーンをはじめ、2人の息の合った歌とダンスがふんだんに楽しめるミュージカルの傑作。ヴェラ=エレンの代表作でもある。
上映日:8/30(月)19時~、9/6(月)19時~
スニークプレビュー(日替)
上映日:8/30(月)13時~、9/1(水)~3日(金)13時~、9/6(月)13時~、9/8(水)~10日(金)13時~
入場料:1300円均一(当日券のみ)
※2本連続鑑賞2400円 3本連続鑑賞3500円 4本連続鑑賞4500円
欧米クラシック・シリーズ61
フレッド・アステア特集
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