欧米クラシック・シリーズ​​第77弾は74弾に引き続き、サイレント期から戦後にかけて全盛を極めた西部劇の佳作をお楽しみいただく西部劇傑作特集です。

30年代の巨匠フランク・ロイド監督の大作ウエスタン『新天地』、実在の女アウトロー、ベル・スターの生涯を描いた『女傑ベル・スター』など選りすぐりの6作品で、盛夏を乗り切っていただきます。

​アクション、サスペンス、ヒューマンドラマ・・・映画の醍醐味がたっぷり詰まった西部劇の魅力をぜひご堪能下さい。

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい！！

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上映期間：7月24日（月）～28日（金）

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上映作品（全作品アメリカ映画・DVD上映）

『新天地』Wells fargo（1937年／B&W／サイレント／97分）

監督・製作：フランク・ロイド

原作：スチュアート・Ｎ・レイク

脚本：ポール・スコフィールド　ジェラルド・ゲラティ　フレデリック・ジャクソン

撮影：テオドル・スパークール

音楽：ヴィクター・ヤング

出演：ジョエル・マクリー　フランシス・ディー　ボブ・バーンズ　ロイド・ノーラン　ラルフ・モーガン　ジョニー・マック・ブラウン　ポーター・ホール　ロバート・カミングス　ハリー・ダヴェンポート

★1840年から南北戦争後までの半世紀にわたるウエルズファーゴ運輸会社のステージコーチ（駅馬車）活動を中心にアメリカの通信、郵便配達の側面を雄大なスケールで描いた西部開拓史劇。物語は大陸横断交通路開拓の野心を持って突き進むウエルズファーゴのラムゼイ・マッケイと相棒ハンク、そして献身的にラムゼーに尽くすジャスティンの3人を中心に様々なエピソードが描かれていく。’30年代”パラマウント西部劇三部作”と呼ばれた『平原児』『大平原』の1作でオスカー監督賞を2回受賞し、ハリウッド30年代の代表的な監督となったフランク・ロイド監督の大作。

上映日：7/24（月）＆27（木）18時30分～

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『女傑ベル・スター』Belle starr（1941年／B&W／87分）

監督：アーヴィング・カミングス

製作：ケネス・マッゴーワン

脚本：ラマー・トロッティ

撮影：アーネスト・パーマー　レイ・レナハン

音楽：アルフレッド・ニューマン

出演：ジーン・ティアニー　ランドルフ・スコット　ダナ・アンドリュース　シェパード・ストラドウィックエリザベス・パターソン　チル・ウィルス　ルイーズ・ビーヴァーズ　オーリン・ハウランド

★アメリカ西部開拓時代の女アウトローとして名高いベル・スターの生涯を描いた実録風西部劇。南軍兵を率いるサム・スター大尉をかくまったため、北軍兵士に邸宅を焼き払われたベル・シャーリーは復讐を誓う。北軍に捕らえられたスターが脱獄しゲリラ団を結成するとベルはそれに加わり、銀行や鉄道、北軍を次々と襲撃した。ベルの勇猛さは次第に評判となるとともに、スターと惹かれ合うようになり結婚する。しかし、サムが二人の危険な男を仲間に引き入れたことから、二人の関係は崩れ始める。’40年代ハリウッドに輝く美女ティアニーが時代に翻弄されたベル・スターを熱演。’48年にbelle starr’s daughter（ベル・スターの娘）という続編も作られた。

上映日：7/26（水）＆28（金）18時30分～

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『群盗の宿』Bad men of tombstone （1949年／B&W／75分）

監督：カート・ニューマン

製作：モーリス・キング　フランク・キング

原作：ジェイ・モナハン

脚本：フィリップ・ヨーダン　アーサー・ストローン

撮影：ラッセル・ハーラン

音楽：ロイ・ウェッブ

出演：バリー・サリヴァン　マージョリー・レイノルズ　ブロデリック・クロフォード　グイン・ウィリアムズ

★ゴールド・ラッシュの時代、血気盛んなトムはイカサマ賭博で無一文になり、ゴールド・シティで強盗を働き投獄される。獄中でトムは強盗団の頭領モーガンと知り合い、二人で脱獄、トムはモーガン一味に加わる。だが、モーガンの部下たちはトムに悪意をいだいたため、彼は一人で金鉱会社を襲撃することになる。トムはそこでジュリーと知り合う。トムとモーガン一味は次々に強盗を重ねたが、トムは自分の取り分が少ないことに不満をつのらせていた。やがて大掛かりな強盗襲撃の後、内輪の争いはピークに達し最後の決着へと突き進んでいく。『拳銃魔』のキング・ブラザーズ制作のアクション西部劇で、モーガン役のクロフォードは同年出演した『オール・ザ・キングス・メン』でアカデミー主演男優賞を受賞している。

上映日：7/24（月）＆27（木）17時～

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『アパッチの太鼓』Apache drums（1951年／B&W／75分 ）

監督：ヒューゴ・フレゴネーズ

製作：ヴァル・リュートン

原作：ハリー・ブラウン

脚本：デヴィッド・チャンドラー

撮影：チャールズ・Ｐ・ボイル

音楽：ハンス・Ｊ・サルター

出演：スティーヴン・マクナリー　コリーン・グレイ　ウィラード・パーカー　アーサー・シールズ　ジェームズ・グリフィス　アルマンド・シルヴェストレ

★町の浄化対策としてジョー・マッデン町長は、町の一角にあるスパニッシュ・フットから売春婦たちと悪名高いギャンブラー、サム・リーズらを追放することを決める。しかし、彼らが出て行った道中でアパッチ・インディアンに襲撃され売春婦たちが殺される。かろうじて助かったサムは事実を伝えに町に戻るが町長は彼の話を信じない。だが町がアパッチに襲撃されて初めて、サムの話が真実ということを理解する。『キャット・ピープル』などのホラー映画で知られるプロデユーサー、ヴァル・リュートンが製作した唯一の西部劇。アルゼンチン出身のフレゴネーズ監督が全編にわたって、スリル満点のアクション・シーンを散りばめ深みのある映像を作り上げた。

上映日：7/26（水）＆28（金）17時～

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『ラトン・パスの闘い』Raton pass（1951年／B&W／84分）

監督：エドウィン・Ｌ・マリン

製作：ソウル・エルキンス

原作：トム・ブラックバーン

脚本：トム・ブラックバーン　ジェームズ・Ｒ・ウェッブ

撮影：ウィルフリッド・Ｍ・クライン

音楽：マックス・スタイナー

出演：デニス・モーガン　パトリシア・ニール　スティーヴ・コクラン　スコット・フォーブス　ドロシー・ハート

★新婚間もないアンとマークはラトン・パスの巨大な牧場を半々で所有していた。一方、牧場のすべての権利を手に入れようと野心をいだいていたアン。アンはマークが家に連れてきた鉄道会社のオーナー、プレンティスを巧みに誘惑しマークが所有する牧場の半分の権利を買い取るよう仕向けるが、マークの抵抗にあう。アンは昔、出会ったことのあるサイ・バン・クリーフというガンマンに声をかける。サイは仲間の無法者を引き連れてラトン・パスへやってきた。ランドルフ・スコット西部劇の多くを手がけたマリン監督の遺作となった一風変わった西部劇。

上映日：7/26（水）＆28（金）15時20分～

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『カラミティ・ジェーンとサム・バス』Calamity jane and sam bass（1949年／B&W／85分）

監督・原案：ジョージ・シャーマン

製作：レナード・ゴールドスタイン

脚本：モーリス・ジェラティ　メルビン・リーヴィ

撮影：アーヴィング・グラスバーグ

編集：エドワード・カーティス

出演：イヴォンヌ・デ・カーロ　ハワード・ダフ　ドロシー・ハート　ウィラード・パーカー　ノーマン・ロイド　ロイド・ブリッジス　マーク・ローレンス　ミルバーン・ストーン　ジョン・ロドニー

★駅馬車に護衛を務めてテキサスのデントンの街に入ったサム・バスは、カラミティ・ジェーンの乗る馬が興奮して棒立ちになってるのを取り鎮めたことから知り合いになる。サムは町で雑貨店を営むキャサリンとも知り合い、彼女の兄の牧場で働くことになる。サムはキャサリンと恋仲になるがジェーンもサムに好意を寄せていた。サムは街の競馬大会でジェーンの乗るサンダーボルトに賭け、勝ったことで賞金で馬を手に入れる。だが、サムが手に入れた馬が競技会で毒を盛られて亡くなり、その犯人を射殺したことから次第に無法の道にはまり込んでいく。映画の大半はサム・バスが派手な無法者として有名になるまでを描き、そろそろ引退という最後の強盗事件が身の破滅へとなる様子を描く。娯楽に徹した職人芸で、多くの西部劇を作り続けたジョージ・シャーマンのエンターテイメント満載の一編。

上映日：7/24（月）＆27（木）15時20分～

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『スニークプレビュー』

上映日：7/24（月）13時～、7/26（水）＆27（木）＆28（金）13時30分～

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入場料：1300円均一（当日券のみ）

※2本連続鑑賞2400円　3本連続鑑賞3500円　4本連続鑑賞4500円