欧米クラシック・シリーズ​​第78弾は戦前から戦後にかけて、名匠・巨匠たちによって製作されたフランス映画から、珠玉の9作品をお届けするフランス映画傑作特集です。

メキシコが誇るシュールレアリズムの巨匠ルイス・ブニュエルの初長編にして、上映禁止の憂き目にあった問題作『黄金時代』、フランスを代表する劇作家マルセル・パニョルのマルセイユ三部作『マリウス』『ファニー』『セザール』、名匠ジャン・ルノワールの最高傑作の呼び声高い『黄金の馬車』など、いずれ劣らぬ秀作・傑作をずらりラインナップ！

各1回上映につき、お見逃しなく！！

例によって複数本割もございますので、ぜひご利用下さい！！

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上映期間：8月14日（月）～18日（金）

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上映作品（全作品フランス映画・DVD上映）

『黄金時代』L'age D'or（1930年／B&W／63分）

監督・編集：ルイス・ブニュエル

脚本：ルイス・ブニュエル　サルバドール・ダリ

撮影：アルベール・デュヴェルジェ

出演：ガストン・モドー　リア・リス　マックス・エルンスト

★人類の果てしない闘争本能をあらわすものとしてサソリの生態が導入部になる。象徴や比喩を使うことにより宗教、愛欲、儀礼、社会通念といった常識に対して痛烈な批判を投げかけ、このことが反キリスト教として物議をかもした。

上映日：8/18（金）18時45分～

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『マリウス』Marius（1931年／B&W／121分）

監督：アレクサンダー・コルダ

製作・脚本：マルセル・パニョル

撮影：テッド・パール

音楽：フランシス・グロモン

出演：ジュール・レーミュ　ピエール・フレネー　オラン・ドゥマジ

★フランス・マルセイユに暮らす人々と港町の風情をコメディタッチで描いた、マルセル・パニョルによる古典喜劇。

上映日：8/18（金）14時50分～

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『ファニー』 Fanny（1932年／B&W／140分）

監督：マルク・アレグレ

製作・原作戯曲・脚本：マルセル・パニョル

出演：ジュール・レーミュ　ピエール・フレネー　オラン・ドゥマジ　フェルナン・シャルパン

★港町マルセイユのとある酒場。店主セザール、その1人息子の所へ集まる男やもめのパニースや船長ブルンたちは「マルセーユこそ世界1の町だ」と語り合うのが常だったが、ひとりマリウスだけは遠い海の彼方に憧れていた。ファニーは、そんなマリウスを愛していたが、海への冒険にとりつかれた彼からかえりみない淋しさに耐えていなければならなかった・・・。

上映日：8/17（木）14時30分～

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『セザール』 Cesar（1936年／B&W／168分）

監督・製作・原作・脚本：マルセル・パニョル

出演：レイミュ　ピエール・フレネー　フェルナン・シャルパン　オラン・ドゥマジ

★マルセル・パニョルは南仏で生まれ、演劇や映画においてそこを舞台にした地方色豊かな作品を数多く残した。特に彼を有名にしたのが地中海に面するマルセイユを舞台に展開する三部作（「マリウス」「ファニー」「セザール」）である。パニスの死後、ファニーは息子セザリオに、実の父がセザールの息子マリウスだと打ち明ける。マリウスは船乗りを夢見て、すでに彼の子供を宿していた恋人ファニーを残して旅に出てしまったのだ。それを承知で彼女との結婚を承諾したのが、パニスだった。セザリオは母に内緒でロゥーロンにあるマリウスの自動車修理工場に赴くのだが・・・。個性いっぱいの仲間たち、パニョル独特の愉快な台詞によって感動や笑いあふれる傑作。

上映日：8/14（月）14時～

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『不良青年』Un Mauvais Garcon（1936年／B&W／88分）

製作・原作・監督： ジャン・ボワイエ

撮影： イウォルド・ドブ

音楽： ジョルジュ・ヴァン・パリス

出演：ダニエル・ダリュー　アンドレ・アレルム　アンリ・ギャラ　ブランシェット・ブリュノワ

★弁護士になるために１年半の猶予を与えられた娘が、期限間近になって詐欺で捕まった青年の弁護を引き受けることになった。２人が恋仲になったため、両親は旧友の息子と結婚させようとする。鳥打ち帽にくわえ煙草のダリューが瑞々しく溌剌としていて可愛らしく、彼女の歌が聴けるのも嬉しい。

上映日：8/14（月）17時～

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『聖バンサン』Monsieur Vincent（1947年／B&W／114分）

監督：モーリス・クローシュ

脚本：ジャン・アヌイ　ジャン・ベルナール＝リュック

撮影：クロード・ルノワール

音楽：ＪＪ・グリューネンヴァルト

出演：ピエール・フレネー　エイメ・クラリオン　リーズ・ドラマール　ガブリエル・ドルジア　ガブリエル・フォンタン　ミシェル・ブーケ　ジャン・ドビュクール

★１７世紀のフランスを舞台に、その生涯を慈善事業に捧げた実在の神父の伝記映画。都会の職を離れて寒村を訪れた神父が、村人の誤解を受けながらも貧しさと病に苦しむ人々に手を差し伸べる。やがて彼の献身が広く認められるようになったが、一介の聖職者として栄達を望まず、疲弊していたフランスの光となるのだった。４７年度フランス・シネマ大賞受賞。

上映日：8/14（月）18時45分～

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『エディット・ピアフの９人の少年・心はひとつ』9 Garcons... Un Coeur（1948年／B&W／83分）

監督・脚本： ジョルジュ・フリードラン

撮影： シャルル・ブーエル

出演： エディット・ピアフ　ルシアン・バルー　ルシアン・ナット

★クリスマス・イヴの夜、仕事にあぶれた９人の若者たちは、女友だちの叔父が務めるクラブのオーナーの計らいで、“天国”の舞台に立つことができた。ピアフの代表作「バラ色の人生」をはじめ、数々の名曲がふんだんに織り込まれている。

上映日：8/17（木）17時～

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『快楽』La Plasir（1952年／B&W／94分）

監督：マックス・オフュルス

原作：ギイ・ド・モーパッサン

脚本：マックス・オフュルス　ジャック・ナタンソン

撮影：クリスチャン・マトラ　フィリップ・アゴスティーニ

音楽：ジョー・エイオス　モーリス・イヴェン

出演：クロード・ドーファン　ギャビー・モルレー　マドレーヌ・ルノー　ダニエル・ダリュー　シモーヌ・シモン　ダニエル・ジェラン

★モーパッサンの原作による３話からなるオムニバス映画。第一話の「仮面の男」は、夜遊びする夫に手を焼く妻の話。第二話の「メゾン・テリエ」は、都会の喧騒を逃れて田舎で遊ぶ娼婦たちが見事なカメラワークで描かれている。第三話ではモデルのお蔭で世に出た画家が逆に彼女にに苦しめられるまで。

上映日：8/18（金）17時～

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『黄金の馬車』Le Carrose d'Or（1953年／カラー／103分）

監督：ジャン・ルノワール

原作：プロスペル・メリメ

脚本：ジャン・ルノワール　ジャック・カークランド　レンツォ・アヴァンツォ　ジュリオ・マッキ　ジネット・ドワネル

撮影：ロドルフォ・ロンバルディ　クロード・ルノワール

音楽：アントニオ・ヴィヴァルディ　アルカンジェロ・ユレッリ　オリヴィエ・メトラ

出演：アンナ・マニャーニ　オドアルド・スパダーロ　ポール・キャンベル　ダンカン・ラモント　ラルフ・トルーマン

 ★18世紀のスペイン統治下のペルーが舞台。イタリアの仮面劇の一座の花形女優にひと目惚れした総督が彼女に黄金の馬車を与える約束をしたので、街は大混乱に陥るのだった。何に幸せを求めるべきなのかを、権力と富の象徴としての馬車を素材に、舞台と現実を交錯させて描いている。衣装や室内の色彩の鮮やかさが秀逸だ。

上映日：8/17（木）18時45分～

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『スニークプレビュー』

上映日：8/14（月）＆17（木）12時～

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入場料：1300円均一（当日券のみ）

※2本連続鑑賞2400円　3本連続鑑賞3500円　4本連続鑑賞4500円